舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」2022年夏に日本初上演 “アジアでも初”TBS赤坂ACTシアターで無期限ロングラン

引用元:中日スポーツ
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」2022年夏に日本初上演 “アジアでも初”TBS赤坂ACTシアターで無期限ロングラン

 TBSとホリプロは13日、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を2022年夏に日本で初上演すると発表した。TBSの開局70周年を記念した事業で、来年後半から東京・TBS赤坂ACTシアターを専用劇場に全面改修し、セリフ劇として日本初の無期限ロングラン上演を行う。出演キャストはすべて日本人で、今後オーディションで決定する。

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 魔法使いの物語を描いた「ハリー・ポッター」シリーズは、英作家J.K.ローリングの原作小説や映画が世界中で大ヒットし、日本でも“ハリポタ”の愛称でも有名な人気作品。舞台は16年7月30日にロンドンで初演し、現在米ニューヨークや豪メルボルンなど4都市で上演中。東京公演は世界で7番目、アジア初となる。

 約4年の交渉を経て権利を獲得したTBSの佐々木卓社長とホリプロの堀義貴社長は同日、ロンドンのパレス・シアター前で日本版上演決定セレモニーに出席。両社はこれまで「ビリー・エリオット」や「海辺のカフカ」など38作品の舞台を共同で手がけた実績がある。

 舞台版は小説の最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」の19年後を描く。ハリー・ポッターは3人の子どもの父親となり、次男のアルバスを中心とした主要な登場人物7人の群像劇として描かれる。10代半ばの設定となるアルバスをはじめ、すべての日本人キャストは英本国からスタッフも来日してオーディションで選ぶ。今年から準備を進め、開演1年前には決定する予定だ。

 赤坂ACTシアターは魔法のしかけやハリポタの世界観を再現できるよう、外観や内装も専用劇場らしくリニューアルする。公演は2部構成で計6時間の上演となるため、一部と二部を分けて別の日に観劇することも可能にする。劇場の収容人数(現在1300人)や料金は未定だが、海外では最高1万5千円程度となっている。