引用元:中日スポーツ
東京・渋谷のPARCO劇場で12日、朗読劇「ラヴ・レターズ~こけら落としスペシャル~」の上演を前に、俳優の松重豊(57)と女優の大竹しのぶ(62)が取材に応じた。
PARCO劇場のレパートリーとして1990年以来上演を重ねてきた男女2人による朗読劇。数多くの俳優やアーティストが出演したが、建物の建て替えのため2017年から休止していた。同日から25日までの5公演はスタートから30周年、通算500公演の節目と重なった。
2人はトップバッターとして12日に出演。初演の1990年にも同作に挑んだ大竹は「記念すべき公演で30年前と同じ役を演じることができて感慨深いです」。幼なじみ2人が50年にわたり交わした手紙を読み合う本作に「年を重ねて、悲しみとか開き直りとか、分かってくるものが増えた」と共感を寄せた。
松重にとってPARCO劇場は20代のころ、故・蜷川幸雄さんの劇団で実験的な劇を演じた思い出の場所。リハーサル1回で本番に臨む本公演を前に「残酷。でもそれが面白い」と冷や汗をかいていた。