沢村一樹「絶対零度」第6話天才高校生が…9・2%

引用元:日刊スポーツ
沢村一樹「絶対零度」第6話天才高校生が…9・2%

俳優沢村一樹主演(52)のフジテレビ系連続ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(月曜午後9時)の10日放送の第6話の視聴率が9・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、分かった。前回の10・6%より1・4ポイント、ダウンした。

初回から10・6%、10・7%、8・6%、9・4%、10・6%だった。

日本国民のあらゆる個人情報や全国の監視カメラの映像などが集約されたビッグデータを解析し、AIが統計学的に割り出した“未来の犯罪者”を、潜入・追跡捜査して犯罪を未然に防ぐ未然犯罪捜査対策準備室・通称「ミハン」。この特命班のリーダーを務める井沢範人(沢村)は、元公安のエリート刑事。だが、ミハンシステムによるテストケース「0号」の冤罪(えんざい)事件が原因で、妻と娘を無残に殺された過去を持つ。普段は物腰も柔らかく、飄々(ひょうひょう)としていてつかみどころがない井沢だったが、その裏側には刑事としての一線を越えてしまいそうな凶暴性も内包しており、警察上層部からも危険視されていた。

第6話で、井沢(沢村)は、新人研修でミハンに配属中のキャリアの吉岡拓海(森永悠希)から、捜査を外れたいと申し出られる。休みがほしいのだという。するとそこに、香坂が公安部部長の曽根崎正人(浜田学)や捜査一課刑事の早川誠二(マギー)、新人研修で捜査一課に配属中の門田駿(粗品)を連れてやってくる。

曽根崎は、生放送のワイドショー番組をモニターに映すよう指示。放送されていたのは、進学校に通う17歳のエリート高校生・浅井航(清水尋也)が、美術館で出会った26歳の専業主婦・松永由貴(足立)を殺害した上に、遺体をバラバラにしたという世間を騒然とさせたセンセーショナルな事件だった。

井沢をミハンチームから追い出したい曽根が、なぜ事件をミハンシステムが探知しなかったのか、リーダーの井沢を責める。犯人の航は、猟奇犯罪を調べた履歴があり、ホームセンターで複数の刃物を購入していたにもかかわらず、ミハンは気付くことができなかった。曽根崎は、ミハンが捜査員からのフィードバックで学習することに触れ、問題解決には人員の見直しが必要だと、リーダーの井沢を追及する姿勢を見せる。

香坂は、航が逮捕されているにも関わらず、この事件を調べ直すことをチームに提案。井沢らは、既に起きてしまった事件を捜査することになった。

井沢は、吉岡とともに精神科医に扮(ふん)し、航の精神鑑定を行う。全国模試で1位を取るほどの秀才・航は、井沢の問いに対して「そんな鑑定で、僕の心が見えるんですか」など挑発的な態度を取る。さらに、動機を問われると「人を殺してみたかった」と告白する。

航は、由貴の遺体を処理する際、血痕を消すなど完全に証拠隠滅をし、偽装工作を図ったものの、決定的な証拠となった由貴が航のマンションに入っていく際の防犯カメラの映像に関しては、まるで注意を払っていなかった。