萩本欽一、野村克也さんは「野球界監督」のような存在…語録は「苦労人の努力から生まれた言葉」

引用元:スポーツ報知
萩本欽一、野村克也さんは「野球界監督」のような存在…語録は「苦労人の努力から生まれた言葉」

 タレントの萩本欽一(78)が11日、スポーツ報知の取材に応じ、野村克也さんを追悼した。

 TBS系「欽ちゃんのプロ野球好珍プレーどこまで見せるの!?」や、自身が監督を務めた社会人硬式野球クラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ(茨城GG)」の試合に野村さんがゲスト出演するなど交流があった。05年の茨城GG創設の際には、事前に当時社会人のシダックス監督を務めていた野村さんとソフトバンクの王貞治監督(現球団会長、79)を訪ねた。欽ちゃんは「周りに『2人なら絶対に応援してくれる』と言われてね、飛んでいきました。野村さんは『野球をやるのか? お金がかかるぞ』って。うれしそうな顔が印象的だったな」と懐かしんだ。

 野村さんは06年から4年間、楽天を指揮。実現しなかったが、茨城GGと楽天で練習試合を行う計画がまとまっていたという。「『俺とやるぞ!』と言っていただいてね。偉大な監督と一緒に(試合を)やるのは失礼という気持ちが僕にあって。『どうしてやらないんだ』とありがたい言葉をいただいたけど、僕が実現“させなかった”んです」と告白した。

 野村さんは「野球界監督」のような存在だったと欽ちゃん。「野村語録なんて言うけど、苦労人の努力から生まれた言葉だと思ったね。また1人いなくなってしまったな…。残念です」と別れを惜しんだ。 報知新聞社