原沙知絵、18年ぶり連続ドラマ主演  柴門ふみの『女ともだち』実写化

引用元:オリコン
原沙知絵、18年ぶり連続ドラマ主演  柴門ふみの『女ともだち』実写化

 女優の原沙知絵が18年ぶりに連続ドラマで主演を務めることが発表された。「真夜中ドラマ」枠(BSテレ東/BSテレ東4K 毎週土曜 深0:00~0:30、テレビ大阪 毎週土曜 深0:56~1:26)で4月期に放送される『女ともだち』。『東京ラブストーリー』などの代表作で知られる漫画家・柴門ふみ氏の同名漫画(双葉社)が原作。原が演じる主人公の親友役で磯山さやかが出演する。

【写真】『女ともだち』に出演する磯山さやか

 原作漫画の連載開始は1983年。恋愛、結婚、不倫などに直面し、揺れ動く女性の心理や葛藤などを、主人公のモノローグを多用し、丁寧に描いた告白的恋愛白書は、当時多くの女性たちの支持を集め、憧れの的となった。

 今回のドラマ化では時代設定を令和にアレンジ。DV離婚し、不感症だが大学の同級生との不倫関係をやめられないバツイチのシューズデザイナー ・セツ役を原。そして、セツの高校時代からの親友で、何度も浮気を繰り返してしまう夫を捨てきれない迷える主婦ちさと役を磯山が演じる。

 二人の「女ともだち」と彼女らを取り巻く複雑な事情をもった女性たち。女の幸福(しあわせ)は、男によって決まるのだろうか。それとも…。時代や価値観は変
わっても、恋愛における普遍的な女心が共感を呼ぶ作品。

■原沙知絵のコメント
 1980年代に多くの女性たちの支持を集めた柴門ふみさんの名作を令和となったこの時代によみがえらせる事は深いメッセージがあるように感じます。今回、セツという女性を演じさせていただく中で、私自身も人生とは、幸せとは何か、改めて考えるいい機会になりそうです。この作品を通して女性達が抱える現実的な悩みにも注目していただき、多くの方々にも自分自身の人生と照らし合わせて考え、何か感じていただけたらと思います。

■磯山さやかのコメント
 柴門ふみ先生の漫画や映像化されている作品を見ていました。今回出演させていただけて、先生の世界観の一部に携われることをとてもうれしく思います。そして、芸能生活20年目のこの時期に、こういった作品、役柄に挑戦させていただくことは、緊張もありますし、楽しみでもあります。原さん、監督、スタッフさんに助けていただきながら、一生懸命頑張りたいと思います。おそらくいつの時代も、これがリアルなんだろうなと胸が苦しくなります。もがいたり苦しんだりする中で、何かを見つけられるキッカケになればいいなと思っています。

■柴門ふみ氏のコメント
 今回、再ドラマ化にあわせて、改めて読み返してみると、精一杯強がって生きるヒロインが、『東京ラブストーリー』や『恋する母たち』の登場人物たちの原型であったのだと、気づきました。また、この40年で女性の置かれた環境は大きく変わりましたが、男と女の意識のすれ違いや不倫トラブルは変わらないものだと、改めて感じております。いつの時代も変わらない女性の純情と強がりを味わっていただければ、と思います。