藤井聡太七段、朝日杯準決勝で敗れ、史上2人目の3連覇ならず

引用元:スポーツ報知
藤井聡太七段、朝日杯準決勝で敗れ、史上2人目の3連覇ならず

 将棋の第13回朝日杯オープン戦の準決勝が11日、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで指され、高校生プロの藤井聡太七段(17)が千田翔太七段(25)に敗れ、初参加の第11回(2017年度)から続く3連覇を逃した。

 千田七段とは、過去の対局で2勝0敗と相性が良かった藤井七段。早指し(持ち時間40分)棋戦も得意としており、第7~9回(13~15年度)の羽生善治九段(49)以来、史上2人目となる同棋戦3連覇に期待がかかっていたが、快挙達成を阻まれた。

 千田七段は13年にプロ入り。14年には新人賞、16年には年間最多勝利を挙げるなど、若手実力者として知られている。また、AI研究の申し子とも呼ばれ、藤井七段は16年の三段リーグ在籍時に千田七段の勧めでAI研究を導入。棋力を飛躍的に伸ばしたが、今回は“先輩”が一矢報いる形となった。 報知新聞社