マイケル・ジャクソンさんも草葉の陰でぎゅんぎゅん歓喜？「スペースチャンネル５」新作発売日「あらかた」決定

　世界中でヒットを記録した音楽ダンスゲームの１８年ぶりの続編「スペースチャンネル５　ＶＲ　あらかたダンシングショー」（グランディング）の発売日が２月２６日に決定した。２００９年に死去した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンさん（享年５０）が出演したことでも知られる同シリーズ。ＶＲ作品となって復活、日米欧同時発売される。３９８０円（税別、ダウンロード版）。

　「スペースチャンネル５」の第１作は１９９９年にセガのハード「ドリームキャスト」で発売された。２５世紀の宇宙放送局の女性リポーター「うらら」を操作し、画面上のキャラの動きをまねることで宇宙人にさらわれた地球人を救うダンスアクション。「怪しい気配がぎゅんぎゅんします」「あらかた救出しました」など特殊な“うらら語”は当時、一部で流行語となった。

　本作に自ら出演を熱望したというマイケルさんは「スペースマイケル」として登場し、本人の音声でゲームを盛り上げた。２００２年の続編「２」では「マイケル局長」となり、ダンスもがっつり披露。宇宙でのうららとのダンス競演はゲーム史屈指の名シーンと言える。しかし「２」以降は、ドリームキャストの撤退なども重なり、正式な続編は作られていなかった。

　そして２０２０年。長い沈黙を破り、ついに新作が登場する。ゴーグルを装着して楽しむＶＲ作品として発売される「―あらかたダンシングショー」は、スティック型コントローラー「ＰＳｍｏｖｅ」を手に、実際に体を動かす体感型アクションだ。プレーヤーは「うらら」の後輩リポーターとして、新たな事件に挑むことになる。

　今作では体を駆使することもあり、エクササイズ効果も期待できる。画面には「カロリー」も表示され、運動により消費された熱量があらかた把握できる仕組みだ。

　また、３月２７日には東京の渋谷ストリームホールでゲーム２０周年と新作の発売を記念した「スペースチャンネル５　ウキウキミュージックフェスティバル」を開催。ホーンセクションによるゲーム音楽の生演奏や、「うらら」のモーション担当ダンサーによるダンシングショーなどファン必見のイベント。盛りだくさんの内容で「スペチャン」の復活イヤーをぎゅんぎゅん盛り上げていく。 報知新聞社