朝の2大情報番組に変化、若手のバラエティ進出における“登竜門”に

引用元:オリコン
朝の2大情報番組に変化、若手のバラエティ進出における“登竜門”に

 朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)、『ZIP!』(日本テレビ系)では2018年以降、若手俳優や芸人、著名人らが曜日ごと、週ごと、月ごとに出演するケースが増えている傾向にある。起用される面々は、その時「話題の人」を中心に、芸能人からスポーツ選手にいたるまでバラエティに富んでいる。旬な人を取り込むことで、老若男女を問わず視聴率の獲得が期待でき、出演者側にとっても生放送番組での立ち回りやコメント力、対応力しだいでは、さらなる活動の幅を広げる機会にもなり得る。単にその日の情報を流すだけではなく、若手・新人の“登竜門化”、出演者の技量の“お試しの場”としても機能する「朝の情報番組」の変化とは。

【写真】吉沢亮、伊藤健太郎、清原翔、岡田健史ら…旬のイケメンが集結

■コーナー強化のために設置された『めざまし』の“エンタメプレゼンター”

 『めざましテレビ』は25周年を迎えた2018年6月を機に、毎週月曜日のテレビ・エンタメコーナーをパワーアップさせた。月替わりで“エンタメプレゼンテーター”が登場し、6時台の「見たもん勝ち」から「イマドキ」「めざましじゃんけん」の人気コーナーをはじめ、7時台からはMCのひとりとして番組終了まで軽部真一アナウンサーとともにエンタメニュースを届けている。ちなみに記念すべき第1号は、GENERATIONS from EXILE TRIBE/ EXILEの白濱亜嵐が飾った。

 2018年12月には、声優の宮野真守が登場。普段あまり見られないスーツ姿で、天気予報から生原稿読みをこなす“美声”が話題となり、「#宮野真守」「#めざましテレビ」などのハッシュタグで、出演時のTwitterは大いに盛り上がった。宮野自身も「めざまし」出演を機にバラエティ出演が増えたようで、人気声優から一般にも知られる“スター”としてひと皮むけた感がある。

 そのほか、これまで戸次重幸(TEAM NACS)、歌広場淳(ゴールデンボンバー)、梶裕貴、大貫勇輔、林家たま平、真栄田郷敦、ミルクボーイなど幅広いタレントが登場し、特に歌広場はイケメン好きの趣味を生かしたコーナー「イケメン手帳」も展開している。

 2月は俳優の清原翔が出演中。起用時には「朝が苦手」とのコメントしていた清原だが、初回登場時はスーツでビシッと決め、さわやかな姿を見せた。