キムタク、5年ぶりライブに「ただいま!」初ソロツアー万感幕開け

キムタク、5年ぶりライブに「ただいま!」初ソロツアー万感幕開け

 俳優、木村拓哉(47)が8日、東京・渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で初ソロツアーをスタートさせた。ライブはSMAP以来5年ぶりでグループ時代の代表曲「SHAKE」や初ソロアルバム「Go with the Flow」の収録曲など20曲を熱唱。親交のある明石家さんま(64)ら20人以上の著名人が駆けつけた。ステージで暴れまくったキムタクは「まさか今一度こんな場所に立てるとは思っていなかった」と喜びをかみしめた。

 ソロ歌手・キムタクがミュージシャン魂を爆発させた。

 オープニングでステージ下から飛び出して登場すると、5年間待ちわびたファンのボルテージはいきなり最高潮に。木村は1万2500人の大歓声を力に、ステージを縦横無尽に動き回り、熱い気持ちで応えた。

 「ようこそ、そしてお待たせしました! 5年ぶりになりますが…ただいま!!」と万感の表情。満員の客席を見渡し、「まさか今一度、皆さんの前でこんな場所に立てるとは思っていなかった」と大感激した。

 先月発売のソロアルバムは、親交のあるB’zの稲葉浩志(55)らから楽曲提供を受けており、「たくさんのアーティストの力をいただいた」と感謝。「騒ぐ場所を作る」と公言していたが、「ファンの皆さんの『待ってるよ』の気持ちに応えたくて…」と有言実行でライブの約束を果たし、「歌ったり踊ったり騒いで!!」と笑顔で呼びかけた。

 ステージではアルバム収録曲の「Flow」「サンセットベンチ」、SMAP時代の「夜空ノムコウ」、自身が主演したフジテレビ系「ロングバケーション」の主題歌で久保田利伸(57)が歌う「LA・LA・LA LOVE SONG」のカバーなど20曲を披露した。

 客席では親交があるさんま、TBS系ドラマ「グランメゾン東京」で共演した俳優、沢村一樹(52)やフジテレビ系「教場」で共演した女優、大島優子(31)らもペンライトを振り回して大興奮状態だ。

 木村はフジ系特番「さんタク」の収録帰りに、さんまから「曲はアーティストだけのものじゃない。聴いている人との共有物や」と言われたことを告白。バンドメンバーが名曲「SHAKE」の前奏を弾き始めると、「分かったよ…行ったるか!」とSMAP時代の振り付けをまじえて熱唱した。

 久々のライブで完全燃焼したキムタクは「これからも皆さんとの共有物を大切にしたい」と芸能界の大先輩の声を胸に刻み、アーティストとしても大きく羽ばたく。