引用元:中日スポーツ
漫才コンビ「ライセンス」の藤原一裕(42)が絵本「ゲロはいちゃったよ」を発売する。子ども時代に体験したいじめをテーマにした自伝的作品。14日、出身地の奈良県生駒市の小学校などに270冊を寄贈する。
なくなった靴がごみ箱に捨てられ、友達にほくろを笑われ、先生に病気を疑われ、少年は「ゲロはいちゃったよ」と淡々と語る。外交の安全保障、関税交渉の矛盾も子どもの視点から弱者の立場で指摘している。
藤原は2017年に「遺産ゲーム」で小説デビュー。いじめ自殺が社会問題化する中、いち早くウェブ上でメッセージを届けたいとクラウドファンディングで資金調達を達成した。
藤原は「いじめられてしまった人間がどうあるべきか、どう生きるか。どのように心を持つべきなのかを考えてほしい」と願っている。