香取慎吾、青山学院大学に巨大壁画アート制作「一番大きいかも?」

引用元:オリコン
香取慎吾、青山学院大学に巨大壁画アート制作「一番大きいかも?」

 画家としてアーティスト活動も行うタレントの香取慎吾(43)が6日、東京・青山学院大学にて学生からのオファーにより制作した壁画『Be the Differenceアート』除幕式とお披露目に参加した。全長11.5メートル、縦2.5メートルの巨大アート作品を完成させた香取は「大きさでは(これまでのアートのなかで)一番大きいかも?」といい、「東京の街が好きで、東京の街に(屋外に)自分の絵があるのも初めて。ここはみなさん入れる場所みたいなので僕もしょっちゅう来ることになると思う。みなさんが観ている姿を見に(きます)」と笑顔で予告した。

【全体ショット】香取慎吾が制作した壁画『Be the Differenceアート』

 同学では経営スローガン『Be the Difference』をもとに、有志の学生たちが多様な価値観を受け入れることの大切さを1年かけて議論。その象徴となるアート作品の制作を様々なジャンルで活躍をみせる香取に依頼した。香取により『世界は一人ひとりの力で変えられる』というメッセージが込められた壁画が制作された。

 制作期間は11月から12月にかけ、11日ほど。アクリル絵の具やスプレーを使用して、描かれたのは10人の大きな人と、90人の小さな人。色とりどりの人間たちの真ん中にはハンマーで傷つけられた大きなハートが描かれた。香取は「ハートの真ん中はこわれてます。傷ついたハートは自分だけでは立ち直れないときもみんなの愛、助けで一人ひとりが生きていると表現したかった。形や想い、考え方が違っても違いこそが素晴らしい」と壁画に込めた想いを説明した。

 「あまりの大きさにうろたえました」と最初は驚いたという香取が選んだ素材は、ステンレス。「下見に来た時に、ここは人通りがある場所と聞いたので、みなさんが写り込んだらおもしろいかなと。全部を色で埋めるのではなく、間抜けてるのは人が歩くとこの絵のなかに入れる」と余白を残したこだわりも語った。

 「生徒たちからの言葉で僕を呼んでくれたときいたのでうれしかった。生徒たちが僕の子供でもおかしくない年齢なので、そんな子たちが大きなプロジェクトで自分の名前をあげてくれたのは」と白羽の矢が立ったことに感謝。

 「これから夢をたくさん持った人たちに僕の絵を観てもらって、そこから少しでもなにか感じてもらったり、自分の通っていた学校にあった絵からの影響を受けて、大人になっていってくれたらうれしい」と学生たちに向け呼びかけていた。