【楽天】ドラ1小深田、泡盛グビッ 激戦内野手争い浅村らのみ込む「誰にも負けない」

引用元:スポーツ報知
【楽天】ドラ1小深田、泡盛グビッ 激戦内野手争い浅村らのみ込む「誰にも負けない」

 楽天の久米島キャンプ初の休日となった5日、新人11選手が久米島のPRに一役買った。島内の車エビの養殖場で職業体験した後は、泡盛の工場を見学。ドラフト1位・小深田大翔内野手(24)=大阪ガス=は6日から始まるキャンプ第2クールで、自らの武器の一つでもある俊足をアピールすることを誓った。

 久米島キャンプ最初の休日、楽天の新人たちはご当地の観光地めぐりをするのが恒例行事。今年は車エビ養殖場の「久米島総合開発」と、泡盛の老舗「久米島の久米仙」の工場見学に出かけた。「あまりお酒は飲まない」という小深田も、久米仙の工場では泡盛をグビリと飲み干した。ドラ1ルーキーは「午前中はリフレッシュできましたね」と満面の笑みを浮かべた。

 6日からは第2クールが始まる。3、4日は非公開で練習が行われたが、その中の練習で失敗したこともあったという。「第1クールでは失敗があったが、第2クールでは失敗は許されないと思う。その辺はしっかりやりたい」と表情を引き締めた。

 三木肇監督(42)は第2クールでは、走塁練習を重点的に行うことを示唆している。小深田の持ち味の一つが、50メートル走5秒9の俊足。「走塁面でチームに貢献できることが一番多いと思う。どんどん積極的な走塁をして、アピールできたらいい」。自慢の足を存分に披露するつもりだ。

 昨季は浅村が二塁、茂木が遊撃のレギュラー。今年は内外野どこでも守れる鈴木大も加入し、内野手のレギュラー争いはさらに激化した。だが、先輩たちに気後れする様子はない。「やっぱり即戦力として期待されている。誰にも負けないという気持ちでやっています」と力強く語った。

 久米仙の工場見学を終えた小深田たちは、「勝利の壺(つぼ)」と書かれたかめに、高校生を除く5選手で泡盛を注ぎ込んだ。1年目からチームに貢献し、オフは勝利の美酒に酔いたい。(高橋 宏磁) 報知新聞社