チュニキャン、歌で首里城復興 「ダイナミック琉球」カバー 3月末に新曲配信

引用元:中日スポーツ
チュニキャン、歌で首里城復興 「ダイナミック琉球」カバー 3月末に新曲配信

 沖縄出身のガールズグループ「Chuning Candy」(通称チュニキャン)が、同県在住のシンガー・ソングライター、イクマあきら(57)が2008年に発表した名曲「ダイナミック琉球」のカバー曲を制作し、昨年の火災で主要7施設が焼失した同県の首里城の復興を支援する応援歌としてリリースすることが決定した。

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 3月末に配信シングルとして発売し、那覇市役所を通じて収益の一部を首里城再建支援のために寄付する。

 ダイナミック琉球は、沖縄では県内各地のエイサーの団体がこぞって取り上げる人気曲となっているが、18年の夏の高校野球で仙台育英が応援歌として使ったことがきっかけで、沖学園や大阪桐蔭も取り入れるようになり、今は甲子園の定番曲になりつつある。

 首里城再建をめぐっては、沖縄県内のさまざまな場所で募金運動が行われているが、復興支援ソングを制作するにあたり、企画に賛同した心強い援軍がチュニキャンをバックアップする。

 米ロサンゼルスを拠点とする世界的ダンスエンターテイナーの仲宗根梨乃が振付を担当。演奏には、春夏の甲子園で沖縄代表校を40年近くブラスバンドで友情応援し続けている沖縄出身の羽地靖隆さんが率いる尼崎高校吹奏楽部も参加する。さらに、松任谷由実の音楽監督としても知られる敏腕音楽プロデューサーの武部聡志が編曲を手掛ける。

 また、沖縄を本拠地とするBリーグのプロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」も企画に賛同し、ハーフタイムショーで同曲のライブパフォーマンスを行う。

 チュニキャンのリーダー、ソフィー(19)は「生まれ育った沖縄のために何かしなければ。ちょっとでも力になりたいという思いに駆られ、メンバーやスタッフさんと話をして今回の企画参加へとつながりました。この歌で故郷沖縄に元気を与え、貢献できるように頑張っていきたいです」とコメントを寄せた。

 同曲のミュージックビデオは、ソフィーの母校・沖縄尚学の校内で、在校生も参加して撮影する予定という。