ジャスティン・ビーバー、薬物依存を語る「始めたのは13歳のとき」

引用元:ELLE ONLINE
ジャスティン・ビーバー、薬物依存を語る「始めたのは13歳のとき」

ドキュメンタリー番組で『ジャスティン・ビーバー:シーズンズ』で薬物依存について語ったジャスティン。初めて薬物を使ったのは13歳のときだったと言う。13歳というとジャスティンがYouTubeに動画をアップして人気を集め始めた頃。最初はマリファナ、その次にリーンと呼ばれるコデイン入りの咳止めシロップとソーダを混ぜた飲み物、モーリーや処方箋薬、マジックマッシュルームなどに依存するように。ジャスティンは薬物に走った理由について「逃避するためだった。僕は若かったんだ」。

「みんなと同じように僕はまだ成長過程だった。でもすべてをカメラの前で経験していた。信じられないレベルで人目に晒されていたんだ。それに金もものもたくさん持っていた」。やがてジャスティンはDUI(薬物やアルコールの影響下での運転)で逮捕されるなど、お騒がせな行動で注目を集めるようになる。当時を振り返り「この業界の間違っている部分に価値を見出すようになっていた」「これをやれば幸せになる、これを手に入れれば幸せになると思っていた。安定した家庭で育った人は子ども時代に習うことがある。でも僕はそういう家で育たなかった。一貫した行動も信頼も責任もなかった」。 ジャスティン・ビーバー、薬物依存を語る「始めたのは13歳のとき」 ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)GETTY IMAGES やがて「自分が死にかけていることに気がついて」薬物を辞める決意をしたというジャスティン。「世間の人が思うよりも深刻な状態だった」。夜、ジャスティンが眠っているとボディガードが部屋に入ってきて、彼が死んでいないか脈をチェックするような日々だったという。「朝起きて最初に処方箋薬を口に放り込み、マリファナを吸う。本当に恐ろしい状態だった」「薬物をやめても、根本的な問題は解決していない。だから多くの依存症の人がそうであるようにまた元に戻ってしまうんだ」。

メンタルヘルスの治療を経て、今は薬物に手を出すようなことはなくなったとも語っているジャスティン。「ベストな自分になることはベストな夫、ベストな父、ベストな友達になるための助けになると思う」「それに健康でなくては曲も作れない。僕は長い間、健康ではなかった」。間もなくアルバム『チェンジズ』もリリースされ、春からはツアーも始まる。完全復活したジャスティンがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみにしたい。
(text : Yoko Nagasaka)