引用元：中日スポーツ
将棋の高校生棋士・藤井聡太七段（17）は4日、第78期順位戦C級1組9回戦・高野秀行六段（47）戦に登場。対局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時から始まっている。持ち時間は各6時間（チェスクロック使用）で、使い切ると1手60秒未満。先後はあらかじめ決まっており、藤井七段の先手。高野六段とは初顔合わせで、戦型は角換わりに進んでいる。
C級1組は現在、8戦全勝で藤井七段が首位に立っており、佐々木勇気七段（25）、及川拓馬六段（32）、石井健太郎五段（27）が7勝1敗で追走する。10回戦を戦い、昇級は2人。前期の成績による順位が1敗棋士より上位の藤井七段は、本局に勝つと1位での昇級が決まる。敗れた場合でも1敗棋士のうち2人以上が負けると、2位以内が確定する。
前期のC級1組では9勝1敗でトップに並びながら、痛恨の頭ハネでB級2組への昇級を逃した藤井七段。谷川浩司九段（57）が持つ最年少名人記録（21歳2カ月）を更新するには、まずは順位戦をA級までノンストップで駆け上がる必要がある。負けられない戦いが続く。
