J.Loもノーギャラ! A級セレブが無給でハーフタイムショーに出演する理由

引用元:ELLEgirl
J.Loもノーギャラ! A級セレブが無給でハーフタイムショーに出演する理由

2月2日(現地時間)に開催されたスーパーボウルのハーフタイムショー。テレビの生中継はアメリカでも最も高視聴率を記録する番組の1つであり、CM枠も高額。30秒で平均約500万ドル(約5億5,000万円)だと言われている。でも出演するミュージシャンたちにはまったくギャラが払われていない。主催するNFLが出すのはステージの制作費用や花火や照明代、開催地までの旅費だけ。

【写真】スーパーボウルの歴代ハーフタイムショーをプレイバック

ハーフタイムショーの歴代パフォーマーといえば、マイケル・ジャクソンやビヨンセ、レディー・ガガ、ケイティ・ペリーなど普段は高額なギャラで契約するミュージシャンばかり。彼らが無給でも出演するのは「信じられないくらいの広告効果があるから」。スポーツコンサルティング会社「スポーツスコープ」のトップが雑誌アメリカ版『フォーブス』で分析している。「無料でもミュージシャンたちは喜んで出演する。どんなにビッグネームのミュージシャンでも宣伝しなくては生き残れない。スーパーボウルのハーフタイムショーは地球上でも宣伝のチャンスだ」。ちなみにレコードレーベルやコンサートのプロモーターたちがNFLの代わりにミュージシャンにギャラを支払う場合もあるそう。 J.Loもノーギャラ! A級セレブが無給でハーフタイムショーに出演する理由 Photo: Getty Images 気になるのはどれだけ宣伝効果があるか。例えば2018年に出演したジャスティン・ティンバーレイクの場合はスーパーボウル当日だけで曲の売上が約6.3倍増加。さらに直前にリリースされたアルバム『Man of the Woods』は、批評家からの評価はイマイチだったにも関わらず大ヒット。翌週のビルボードのアルバムチャートのトップを飾った。 J.Loもノーギャラ! A級セレブが無給でハーフタイムショーに出演する理由 Photo: Getty Images 2017年に出演したレディー・ガガはスーパーボウルの前後にアルバムをリリースしていなかったが、過去作品の売上が11倍に。前年にリリースしたアルバム『ジョアン』がチャートの2位に再浮上した。昨年出演したアダム・レヴィーン率いるマルーン5はツアーの収益がアップ。1公演あたり20万ドル(2,100万円)の増収だったと雑誌『フォーブス』が報じている。 J.Loもノーギャラ! A級セレブが無給でハーフタイムショーに出演する理由 Photo: Getty Images 今年のジェニファー・ロペスとシャキーラももちろん例年通りノーギャラ。でも彼女たちが得るメリットも例年通り大きいはず。今年の2人がどんな大活躍を見せるのか、楽しみにしたい!