沢尻エリカ被告有罪でも所属事務所エイベックスは契約終了せず 6日判決公判

 麻薬取締法違反の罪に問われた女優、沢尻エリカ被告(33)の初公判から一夜明けた1日、所属事務所のエイベックス・マネジメントが沢尻被告との契約を判決後、すぐに終了させることはないことが分かった。

 初公判で引退表明し、懲役1年6月を求刑された沢尻被告。全面的に罪を認めており、今月6日の判決公判で懲役1年~1年6月、執行猶予3年が言い渡される可能性が高く、有罪は免れない。

 有罪が決定した段階で所属事務所がタレントとの契約を切ることが多いが、関係者は「いくら本人が引退を明言したとはいえ、判決後、即契約終了とはならない。それには理由が2つあります」と明かす。

 1つはエイベックスが沢尻被告の社会復帰を全面的に支援し、更生プログラムをスムーズに手伝える環境に置けるため。ただ、人道的支援は契約が終了してもできるが、最大の理由はエイベックスが社会的責任を果たすためという。

 前出の関係者は「逮捕による出演CMの契約違反やドラマ降板で多額の損害賠償金が発生した。マネジメント契約を終わらせると、沢尻被告にそれらを背負わせることになる。仕事を取ってきたのはエイベックスですし、監督責任もあることから一緒に償っていくためです」と説明する。

 閉廷後は東京都内の病院に直行し、現在も入院中の沢尻被告。しばらくエイベックス所属は続く。