沢尻エリカ被告、大河降板謝罪「大変なご迷惑を」

引用元:日刊スポーツ
沢尻エリカ被告、大河降板謝罪「大変なご迷惑を」

麻薬取締法違反の罪に問われた女優沢尻エリカ被告(33)の初公判が1月31日、東京地裁で開かれ、沢尻被告は自身の職業について「無職です」と答え、今後の女優業について「考えていない」と話した。注目の初公判には、一般傍聴券を求めて2229人が早朝から列を作った。

沢尻被告はこの日の公判で、自身の職業について「無職です」と答えた。今後の復帰についても「考えていません」と、現時点で女優業を継続する意思がないことを示し「影響力のある立場の人間として、あまりに身勝手な行為で多くの方を裏切った。その代償は計り知れず、そんな資格はないと思います」と話した。

また、事件の影響でNHK大河ドラマ「麒麟がくる」を降板したことや、所属事務所などを挙げ「大変なご迷惑をかけ、経済的にも大きな損害を与えてしまい、深くおわびします」と謝罪した。

都内で飲食店などを経営する実兄は、情状証人として出廷し、「今までの仕事をそのまま続けるのは難しいと思うし、本人もそれは分かっている。僕の方でサポートしたい」と話した。陳述書を寄せた所属事務所の専務取締役は、個人的な意見として「彼女の作品をもう1度見てみたい」としつつ、「いつか出演があるかもしれませんが、今は前提としていない。更生へ向き合い、当社としてもできる支援を続けたい」とした。

同社は沢尻被告の逮捕時に「捜査の進捗(しんちょく)を見守りつつ厳正に対処してまいります」とし、保釈時にも「本人を更生するための支援をいたします」とサポートの姿勢を明らかにしているが、判決後にも、正式な処分を下す見込みだ。類いまれな演技力で人々を魅了してきただけに、一部では、更生して復帰を期待する声もある。放送関係者は「昨今のコンプライアンスを鑑みても、すぐにテレビ復帰するのは難しい。ある程度期間を置いて、映画やネットドラマなどから徐々に復帰するのが道筋ではないか」という。