「日本大好きです」歌姫ソーニャ擁するカーヴド・エア デビュー50周年で悲願の再来日 プログレ名盤「AIR CUT」完全再現

引用元:夕刊フジ

【YFM 夕刊フジmusic】

 1970年のデビューから50周年。歌姫ソーニャ・クリスティーナを擁するカーヴド・エア(Curved Air)が次週の2月8、9の両日、日本で2度目の公演となる「AIR CUT LIVE 2020~It Happend Tonight~」を川崎クラブ・チッタで行う。

 英国を代表するプログレッシヴ・ロック・バンドは70年にアルバム「Air Conditioning」でデビュー。美貌を備えたソーニャのパワフルな歌声と、ダリル・ウェイのアグレッシヴなバイオリンを最大の特徴として、クラシック、現代音楽、アコースティックも取り入れた独創的なサウンドで人気を集めた。

 ただ、初来日はかなり遅く2009年。2度目も実現するまで11年の月日を要したが、「日本が大好きです! 皆さんを愛してます! 会場で待っていてください」というソーニャの願いがようやくかなえられる。

 今回のスペシャルな試みは73年の4作目「AIR CUT」の完全再現だ。ハードなポップ・ナンバー「The Purple Speed Queen」、フォーキッシュなバラード「Elfin Boy」、天才美少年エディ・ジョブソンが作曲したプログレの王道曲「Metamorphosis」などを、ソーニャが当時のメンバーであるカービー・グレゴリー、マイク・ウエッジウッドらとともに7人編成で世界初全曲披露する(ちなみに、カンタベリーの名バンド・キャラヴァンにもかつて在籍していたマイクは初来日)。

 「私たちは『AIR CUT』を、その時代の3人のオリジナル・メンバーで完全再現します。カービーはギター、マイクはベースを弾き、私と一緒に歌も歌います。ステージを期待していてください」とソーニャ。

 人気が高い初期の3枚(「Air Conditioning」「Second Album」「Phantasmagoria」)からどんなナンバーをチョイスするかも楽しみ。50周年アニバーサリー・ツアーの皮切りとなる日本で、ソーニャが魂の歌声を聴かせる。