これが激闘!Mリーグ 四者四様のせめぎ合いにファンも熱狂「神回」「もう最終回でいいだろ」/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
これが激闘!Mリーグ 四者四様のせめぎ合いにファンも熱狂「神回」「もう最終回でいいだろ」/麻雀・Mリーグ

 これこそトッププロの戦いだ。大和証券Mリーグ2019・1月30日の第2試合、四者のし烈な争いにファンが大興奮した。

【映像】4人の熱い思いと技術が交錯する名局が誕生 ファンが「神回」と絶賛するオーラス(2時間56分ごろ~)

 場面はオーラス1本場。まず2着目のU-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)が役牌のダブルバック仕掛けで猛チャージをかけると、満貫ツモでトップとなるセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)がリーチ、それに対してラス回避を狙う赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)が、チンイツ仕掛けで無筋を叩き切り、トップ目のEX風林火山・滝沢和典(連盟)が受けに回るという緊迫した状況となった。 これが激闘!Mリーグ 四者四様のせめぎ合いにファンも熱狂「神回」「もう最終回でいいだろ」/麻雀・Mリーグ 茅森早香  茅森は1回戦のチームトップから、連勝がかかるこの試合。滝沢は逆に1回戦でラスを引き、最下位赤坂ドリブンズとの差を縮められているため、是が非でも挽回したい連続出場。手にならない滝沢は点差を守るため、必死に迂回策を選択した。

 朝倉は有利なラス親を活かし、ここでの逆転を期すものの、仕掛けが子方への抑止力とはならず、一牌ごとに小考、最善手を練り続ける。

 一方、ラスを引けば、ここまで上り調子でポイントを復活させてきたチームに冷水をかけるピンチの村上。真っ赤な形相で無筋を通し、仕掛けてチンイツのテンパイを果たした。 これが激闘!Mリーグ 四者四様のせめぎ合いにファンも熱狂「神回」「もう最終回でいいだろ」/麻雀・Mリーグ 滝沢和典  字牌が枯れているため、村上のテンパイはチンイツ確定。朝倉は村上から字牌が鳴けたことで待望のテンパイを果たしていたものの、超危険牌の赤五万を掴んで長考。これでロンと言われればラス落ちとなるため、歯を食いしばって一旦回し打ち。運命とは残酷なもので、この直後に、村上から当たり牌だった9索を打たれてしまう。 これが激闘!Mリーグ 四者四様のせめぎ合いにファンも熱狂「神回」「もう最終回でいいだろ」/麻雀・Mリーグ 朝倉康心  結果はハイテイまでもつれ、ツモったのは村上。ラスから2着順アップ、順位点の40ポイントと跳満の素点1万2000点、積み場(+300点)や供託リーチ棒2本を加えると5万4300点分の価値となるアガリとなった。ツモの瞬間、実況の日吉辰哉も「凄すぎる!なんだ、このツモアガリ!」と絶叫。またこの日の解説を務めていた多井隆晴(RMU)は思わず柏手を打ち、「すごいね!」と称賛した。

 四者それぞれ最善を尽くし、技も執念も見せた超濃厚なオーラスにファンもまた「神回」「もう最終回でいいだろ」と熱狂。トッププロ同士の思考と、気迫で生まれた名局に、番組の最後まで余韻が流れていた。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。