「bare」幕開け、原田優一が自信「すべてのキャラクターに共感できた」

「bare」幕開け、原田優一が自信「すべてのキャラクターに共感できた」

オフブロードウェイ・ミュージカル「bare -ベア-」が、昨日1月30日に東京・草月ホールで開幕した。

【写真】オフブロードウェイ・ミュージカル「bare -ベア-」より。(c)ショウビズ(撮影:矢野智美)(メディアギャラリー他7件)

「bare -ベア-」は、2000年にアメリカ・ロサンゼルスで幕を開けて以降、世界各地で上演されてきたロックミュージカル。本作では全寮制のセント・セシリア高校を舞台に、青少年の性やアイデンティティの葛藤が描かれる。ピーターは、ジェイソンという同性の恋人がいるが、その事実を隠しており……。

演出は2014年、2016年版に続き原田優一が担当。ジェイソン役を安井一真と小谷嘉一、ピーター役を田村良太と大久保祥太郎がWキャストで務めるほか、出演者には増田有華、茜屋日海夏、神田恭兵、宮島朋宏、谷口ゆうな、北翔海莉、林アキラ、伊東えりらが名を連ねている。

原田は本作について「2020年版『bare』の初日を迎えることができました。演者でいる時よりも、演出として客席にいる時の方が遥かに体力気力を使います。ただ、なによりも信頼できるキャスト・スタッフの皆さんがいるからこそ、楽しんで観ることができています。今回もそうでした。すべてのキャラクターに共感できたのがその証だと思います。是非、劇場に足をお運びくださいませ」と思いを語った。上演時間は休憩含む約2時間40分。公演は2月9日まで。

なお、昨日1月30日18:30開演回に出演したキャストのコメントは以下の通り。

■ 安井一真コメント
初日ご来場頂いたみなさま本当にありがとうございます。
初のミュージカルでこの作品に携われた事を凄く嬉しく思います。始まる前は凄く緊張していたのですが…やはりジェイソンを演じていると不思議と緊張も消えていきました。後半につれどんどんジェイソンとしてボロボロになっていくのですが、実際も最後のほうは意識がふわふわとしていて……カーテンコールで皆様から頂いた拍手に「あー今初日が終わったんだ」と無事な感覚に……
トリプルカーテンコールとスタンディングオベーション本当にありがとうございました。この気持ちを胸に千秋楽まで駆け抜けます!

■ 田村良太コメント
僕にとって大切な作品「bare」の再再演がついに幕をあけました。
僕だけでなくキャスト、スタッフ、そしてたくさんのお客様に愛されています。
今、観劇を迷ってる方がいたら是非観ていただきたいです。
一度見れば何故この作品がここまで愛されているのか納得していただけるはずです!

■ 増田有華コメント
遂に初日が開きました!
約4年ぶりにこうしてまたアイヴィを演じられることを嬉しく思います。
何度見ても、何度聴いても、心揺さぶられるこの作品を、たくさんの方に見ていただきたいです。Wキャストもお見逃しなく! 最後まで駆け抜けていこうと思います!

■ 北翔海莉コメント
原田優一さんの演出ということで、出演をお受けしました。
作品的には、それぞれのキャラクターの人間模様のかなり重いシーンが続きますが(笑)わたくしが演じるシスター・シャンテルの役の登場の時は、いつも太陽の光が射すような、明るくユニークで、そして愛情たっぷりの厳しさで(笑)生徒達を導いていけるようにと心掛けています。

ご来場のお客様の心にも太陽の光が射すよう、舞台からパワーを送ります!!

■ オフブロードウェイ・ミュージカル「bare -ベア-」
2020年1月30日(木)~2月9日(日)
東京都 草月ホール

脚本:ジョン・ハートミア、デーモン・イントラバルトーロ
作曲:デーモン・イントラバルトーロ
作詞:ジョン・ハートミア
演出:原田優一

□ キャスト
ジェイソン:安井一真、小谷嘉一
ピーター:田村良太、大久保祥太郎
アイヴィ:増田有華、茜屋日海夏
マット:神田恭兵、宮島朋宏
ナディア:谷口ゆうな

シスター・シャンテル:北翔海莉
神父:林アキラ
クレア:伊東えり

ルーカス:おでぃ
ターニャ:井坂茜
ザック:石賀和輝
カイラ:仲里美優
アラン:高木裕和
ダイアン: 露詰茉悠
ローリー:小林風花