ロンブー、真摯に答えた再出発会見 田村亮「厳しい意見があることは当然」

引用元:オリコン
ロンブー、真摯に答えた再出発会見 田村亮「厳しい意見があることは当然」

 芸能界を大きく揺るがせた涙ながらの会見から半年。相方でもあり、所属事務所の“社長でもある田村淳(46)のとなりに立った、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(48)の顔は晴れやかだった。闇営業問題に端を発して、昨年7月20日に宮迫博之(50)とともに2時間半の会見を行った亮だが、この日は同じ会場でトークライブを開催。その直後には報道陣の取材に応じ、予定時間の30分を大幅にオーバーする1時間弱にわたって、笑いを交えながらも真摯に質問に答えて、言葉を紡いでいった。

【動画】相方・淳とともに…ロンブー亮、復帰会見の模様

 トークライブにあたっては、淳は自ら前説を担当したと明かし「袖にいる亮さんがすごく緊張していたので、お客さんをほぐして呼び込んだ方がいいかなという思いです」とにっこり。一方の亮は、大勢の報道陣を前に「忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。去年起こした騒動で、心配やご迷惑をかけた方々、誠に申し訳ございませんでした。前向きな話ができればと思っておりますので、お手柔らかに」と呼びかけた。

 謹慎中の生活について、亮は「毎日が同じではなく、この7ヶ月近く、自分の上がり下がりがすごくあった。デイサービスで(特殊詐欺の)啓発活動ができていたのが、足の指を骨折したりして、手伝いにいけなくなったりして…。でも、10月くらいからは週に3日、4日、新しくデイサービスを訪問して、『特殊詐欺の啓発活動をしているんですけど』
って回って。警察の人に相談できるようになりました」と明るいトーンで話した。

 今回のトークライブをもって、一気にいろんなことが進むという甘い考えは持っていない。亮が「厳しい意見があることは当然なので、真摯に向き合って。ちゃんと本当に特殊詐欺がなくなるような活動を、地道でもいいから、ちゃんとやっていきたい。そういったところを見ていただけたら」と決意を語ると、淳も「芸能の仕事をしているわけですから、人を楽しませたいっていう気持ちですから。東京に来た時の気持ちを忘れずに頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。

 「お互いの好きなところは?」との質問では、まずは淳が「こんな場所で言うのはあれですけど。まっすぐなところ、ウソをつかないところ…ってウソついたけどな(笑)。でも、まっすぐで純粋で不器用で無骨でっていうのが魅力だなと思うので、今後も社長としても押していきたい」と照れ笑い。亮も「僕の復帰に裏で立ち回って動いてくれたことで、いろいろと言っていただいていますが(淳は)若い時から男気があるし、僕はこういうところを知っていたので…」と恥ずかしそうに感謝を伝えた。

 半年前の会見では、宮迫と亮の問い合わせ先に関する質問が殺到し、2人が会見後に再び姿を現し、釈明に追われるという一幕もあったが、この日の会見では1時間弱にわたって、淳と亮がそろって「今、話せること」をすべて語り尽くしたため、そういった声は上がらなかった。半年間、淳が周到な準備を進めながら、ついに訪れたコンビとしての再出発。まだまだ解決すべき課題は残っているが、明るい未来を感じさせる会見となった。