[Alexandros]川上洋平「Philosophy (18祭Mix)」制作の思い

引用元:TOKYO FM+
[Alexandros]川上洋平「Philosophy (18祭Mix)」制作の思い

[Alexandros]の川上洋平が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。NHKの番組『18祭(フェス)』でパフォーマンスされた楽曲「Philosophy (18祭Mix)」について、制作過程での裏話を伝えました。
(TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! アレキサンドLOCKS!」1月28日(火)放送分)川上:(「Philosophy」について)あんまりね、“この歌詞が……”とかネタバレ集じゃないけど、“ここを頑張ったんです!”って言うと冷めるじゃないですか。だからそういう解説はしたくないんですけど……曲がどういう風に出来たのかということだけお話ししたいと思います。

2019年の夏ぐらいかな。10曲近く、ワンコーラスだけだけど候補の曲を作ったんです。
18歳のみんなと披露するってことだから……正直、思い浮かんじゃうんですよね。いわゆる18歳っぽい曲っていうか。合唱に向いてそうな曲をというか。でもそれが自分の中で、“まんまだな~”って思って。確かにハマりそうなんだけど、“自分の中で吐き出してないな~”て。

だってさ、1000人のみなさんのために歌うわけじゃなくて、1000人のみなさんと一緒に歌うわけだから。(1000人のみなさんを)バンドメンバーとして迎え入れるときに、そんな生半可な曲を提示しても募集は出来ないじゃないですか。“うわー! このバンドに入りたい!”って思わせたいから、そこは変な意地みたいなのがありました。割と、候補にあった他の曲も良かったんですよ(笑)。でも良い曲なだけじゃ嫌だなって思って、“何かないかな~”って練っていたら、ポンッって出来たんですね。

確かサビから出来て、そこからはAメロBメロってすんなりと出来たんですけどね。だから、“何をもって『18祭』に挑むべきなのかな”っていう考えに至るまでが時間かかったのかな?
あと、当初はキーが半音高かったんですよ(笑)。1度ライブっぽい感じで歌ってみたらやっぱ高過ぎて、俺が高いってことは1000人のみんなは相当高いだろうな、と思って半音下げたんですよね。それで俺の声も良くなって……例えば『♪何回やっても~』が、半音高いと元気に感じちゃうんだよね。(そのままだと)失敗してる感じが出せなったので、下げて良かったですね。

あと秘話としては……
“I am NOT afraid I am NOT afraid to say I got my soul I’m ready today”(私は恐れない。口に出すことを恐れない。“心”を持った今、私は準備が出来ている)

という一文が歌詞にあるんですけど、ここは最後の最後に出来たんです。最後の最後っていつかっていうと、企画が進んじゃってもう1000人のみんなが練習してるときですね。収録直前ぐらいのスタジオで、“付け加えたいな~”って思って付け加えたんです。「I am NOT afraid(私は怖くない)」。“怖くない”って言うと、本当に怖くなくなるんですよ。だから、そこはすごく強い文章なので、大事に受け取って欲しいなと思います。

この「Philosophy (18祭Mix)」は、各配信サイトにてデジタルリリースされています。