内場勝則、ミュージカル「ボディガード」で人望厚いマネジャー役

内場勝則、ミュージカル「ボディガード」で人望厚いマネジャー役

 吉本新喜劇の内場勝則(59)が30日、大阪市内で出演するミュージカル「ボディガード」日本キャスト版(3月19~29日、梅田芸術劇場メインホール)の取材会を行った。

 大ヒットした米映画を英ロンドンでミュージカル化した舞台の日本版。元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音(40)と女優の新妻聖子(39)がダブルキャストで演じるヒロインの歌手、レイチェル・マロンを支える人望厚いマネジャー、ビルを演じる。

 「プレッシャー以外の何物でもない。ボクで大丈夫なのかな。出ただけで笑われへんかな。レイチェルを包み込む父親的な目線で演じられたら」

 企画・製作・主催の梅田芸術劇場からオーディションを受けてみないかと出演依頼があったときは「ボクにミュージカルの要素はない。ドッキリかな」と驚いたそう。

 「オーディションなんか生まれて初めて。東京とモニター越しで、ボクは落ちたと思ってたから2日後に『お願いします』と連絡があって『イィィィィーーー!』。何かプランがありはるんでしょう」

 プロデューサーに起用理由は「怖くて聞けなかった」が、「歌と踊りは結構です」と言われて一安心。「プロのすごい方々の中で歌はカラオケ、踊りは盆踊りレベルの人間は無理でしょ」と言いつつ、「ちょこっとはあるかもしれないらしいんで、スキがあったら歌ったろかな」と野心もチラリのぞかせた。

 出演が決まり、新喜劇座員が大騒ぎの中、妻で吉本新喜劇の未知やすえ(56)だけは「いつから(稽古で)東京に行くん?」とサラリ。昨秋の「ボディガード」来日公演は梅田芸術劇場で夫婦で観劇した。

 「ボクが芸術劇場に出れるんですよ。“芸術”ですからね」と謙遜する一方で、「今年還暦。新たに挑戦できれば」とフォトセッションでは表情をキリリと引き締めた。

 東京公演は4月3日から19日まで東急シアターオーブで。