原田優一×エリアンナ×中井智彦が明かす、「忘れられないオーディション」のこと

引用元:J-WAVE NEWS
原田優一×エリアンナ×中井智彦が明かす、「忘れられないオーディション」のこと

ミュージカル俳優・中井智彦がナビゲートするJ-WAVEの番組『STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL』(毎週金曜日22:30~23:00)の公開収録が、1月21日(火)、東京ミッドタウン日比谷のBillboard cafe & diningで行われた。ミュージカルを中心に活躍する原田優一とエリアンナが登壇し、貴重なミュージカルトークを繰り広げた。ここでは、オンエアできなかった部分も含めて、公開収録の模様をお届けする。

『WE/LIVE/MUSICAL』は、ダンス、歌、演技、ストーリー、歴史といったミュージカルの構成要素を、中井智彦が番組のハブとなって、ミュージカル楽曲の生演奏、ミュージカル作品の解説、ゲストを迎えてのトークなど、様々な音声表現でミュージカルの魅力を伝えるラジオ番組。2回目となったこの日の公開収録には、40組80名のミュージカルファンが集結した。

大きな拍手に迎えられステージに登壇した原田とエリアンナ。温かい歓迎にエリアンナは満面の笑みを浮かべ、原田は驚きの表情を浮かべる。普段から仲良しだというふたりは、4月から上演されるミュージカル『VIOLET』で初共演を果たす。「今日はずっと笑って、優ちゃまのトークを見ていようかな(笑)」(エリアンナ)、「アフタートークではMCを振られることが多く喋ることができないので、今日はここぞとばかりに準備運動をしてきました(笑)!」(原田)と、ふたりの人柄が窺える挨拶で公録が始まった。

溢れ出るチャーミングさが魅力

エリアンナは、昨年11月から12月にかけて上演された『ファントム』に出演。オペラ座の支配人の妻であり、新プリマドンナのカルロッタ役を務めた。中井はこの役に対して「難しさを感じていた」というが、「技術的にも素晴らしい形で演じていた」と彼女の演技を絶賛する。エリアンナはカルロッタを演じるにあたり、優しさのかけらもない、自分のことしか考えない「とにかく悪役」という方向で役作りを行ったという。同作で主演・演出を務めた城田優と話し合い、あらゆるヴィランのエッセンスを取り入れ、技術的には多少の“遊び”も交えた。エリアンナは「オーディションのシーンでは、みんなが嫌だと思う音を全部出しました(笑)」と、カルロッタ役を振り返った。

これを受け中井が「城田さんが『悪役でいこう』といったのも、エリアンナさんのチャーミングさがあるからだと思います。あれだけいやらしいことをしているのに、溢れ出るチャーミングさがありました」と率直な感想を述べると、客席にいたファンも大きく首を縦に振っていた。