かまいたち、3年連続M-1決勝進出で早くも王者の風格 初出場組にエール「ベストを尽くして負けてほしい」

引用元:オリコン

 “令和”初の漫才日本一を決める『M-1グランプリ2019』の決勝進出者9組が4日、都内で発表され、すゑひろがりず、からし蓮根、ニューヨーク、オズワルド、インディアンス、ミルクボーイ、かまいたち、ぺこぱ、見取り図に決まった。

【写真】『M-1グランプリ』決勝進出コンビ 一覧

 この中で賞レース決勝の常連と呼べるのはかまいたちのみ(17年、18年にM-1決勝、17年にキングオブコント優勝)。決勝進出の感想を問われた濱家隆一は「芸歴も1番上。15年でラストイヤー。お邪魔させてもらってます感がありますけど、来年はいませんから」と恐縮しきりだった。

 それでも早くも王者の風格をまとっている。和牛やミキなど優勝候補が落選し、全国的には無名と言えるコンビも決勝に上がった。これについて山内は「初めて出場したときに、自分たちもめちゃくちゃ緊張した記憶がある。初出場のみなさんには空気に飲み込まれないように。ある程度、力を出した上でベストを尽くして我々に負けてほしい」と後輩にエールを送りながら、横綱相撲で優勝を決めることを宣言していた。

 また、昨年に続き、決勝を決めた見取り図のリリーは「去年が6位だったので、それを越えられるように…」と話し始めると、盛山晋太郎が「俺ら、9位や。ちょっとサバ読むな!」と誰も気づかないぐらいの細かすぎるボケで笑わせた。競馬好きとして知られる盛山は「し烈な戦いで有馬記念と一緒。10回やれば10回、結果が違う。僕らはディープインパクトになりたい…」と意気込みを語ったが、ややスベり気味で「もう1回、いいですか?」とコメントのやり直しを懇願して、ツッコまれていた。

 2015年に5年ぶりに復活した同大会は、プロ・アマ・所属事務所を問わず、2人以上で結成15年以内のコンビ(2004年1月1日以降の結成)が出場可能。8月1日より1回戦がスタートし、エントリー数は過去最多の5040組となるなど、熱気が高まっている。

 決勝戦は12月22日に放送され、同日に敗者復活戦も行われる。

【準決勝進出組】※エントリーナンバー順
アインシュタイン、からし蓮根、ミルクボーイ、ぺこぱ、オズワルド、マヂカルラブリー、すゑひろがりず、ダイタク、くらげ、セルライトスパ、ラランド、天竺鼠、錦鯉、カミナリ、ニューヨーク、東京ホテイソン、ロングコートダディ、インディアンス、金属バット、見取り図、四千頭身、ミキ、かまいたち、囲碁将棋、トム・ブラウン、和牛

■M-1グランプリ 優勝者一覧【参加組数】
2001年度 中川家【1603】
2002年度 ますだおかだ【1756】
2003年度 フットボールアワー【1906】
2004年度 アンタッチャブル【2617】
2005年度 ブラックマヨネーズ【3378】
2006年度 チュートリアル【3922】
2007年度 サンドウィッチマン【4239】
2008年度 NON STYLE【4489】
2009年度 パンクブーブー【4629】
2010年度 笑い飯【4835】
2015年度 トレンディエンジェル【3472】
2016年度 銀シャリ【3503】
2017年度 とろサーモン【4094】
2018年度 霜降り明星【4640】