テレ東社長、新型コロナ余波で世界卓球6月に延期に「残念至極でございます」…対策本部も設置

引用元:スポーツ報知
テレ東社長、新型コロナ余波で世界卓球6月に延期に「残念至極でございます」…対策本部も設置

 テレビ東京・小孫茂社長(68)の定例会見が27日、東京・六本木の同局で行われた。

 新型コロナウィルスの余波で各局が収録番組を無観客にするなどの緊急対応に追われている点について聞かれた小孫社長は「私たちが力を入れ、スポンサーさんも力を入れていた釜山での世界卓球が6月に延期となりました。残念至極でございます。6月に成功するように頭を切り換えていきたいと思います」と明かした。

 その上で対策について、「放送業界はいろいろな方が社屋に入って、番組を作っています。厳しい入場制限ができない。ウィルスを入れないというのは難しい。2月からウィルスが入ってしまうことを前提にした対策、具体的にはアプリを配布しての在宅勤務、フレックス勤務、ラッシュを避けるための時差通勤の奨励などを取り入れ、18日には対策本部を設置いたしました。今月からは社内の会議もテレビ会議に切り替えております」とした。

 また、在宅勤務に切り替えている電通など広告会社への対応についても「リモートワークを本格化しています。社長含め役員と担当部局の局長を二つか三つのチームに分け、1週間ごとに社員をチーム編成できるところはして、(二つの)態勢を作りました」と明かした。

 この日の定例会見も局側の出席者も「なるべく人ゴミを作らないという趣旨です」(小孫社長)という狙いから社長、高野学総合編成局長、田村明彦BSテレ東社長の3人のみだった。

 自身の勤務についても小孫社長は「今日から2週間は2班態勢がスタート。私も今日、明日は出社しますが、来週はリモートワークにします」と明かし、「B班に任せることは任せ、いろいろな形でパソコン、スマホを駆使して、私は決済、報告だけに徹しようと思っています。新しい勤務の形が試せるのかなと思っています」と続けた。

 社全体についても、「すでにグループ社員の半分がリモートワークができる状態になっています。社に出ている人は半分でこれまで同じ業務がこなせるようになっていと思います。何より社内に感染が広がって、全社休業とならないよう、小さい会社として対策を考え抜いた結果です」とした。 報知新聞社