本日誕生日を迎えた清原果耶が映画初主演!『宇宙でいちばんあかるい屋根』公開決定

引用元:Movie Walker
本日誕生日を迎えた清原果耶が映画初主演!『宇宙でいちばんあかるい屋根』公開決定

「パンの鳴る海、緋の舞う空」で第11回小説すばる新人賞を受賞した野中ともそが執筆した『宇宙でいちばんあかるい屋根』が、主演に清原果耶を迎え映画化され、2020年秋に公開されることが決定した。

【写真を見る】バツグンの透明感!最旬女優・清原果耶を撮り下ろし。黒髪と意志の強い瞳に射抜かれる<写真11点>

隣に住む大学生の亨に密かな恋心を抱く14歳のつばめは、父と、血の繋がっていない母親との間に子どもができることを知り、どこか疎外感を感じることになる。そんな、誰にも話せない恋心や家族への思いを抱え、もどかしい日々を過ごすつばめにとって、通っている書道教室の屋上は、ひとり風を感じながら星を眺めることができる唯一の憩いの場だった。しかしある夜、いつものように屋上へと上がったつばめは見慣れないキックボードを見つける。つばめがなんとなくキックボードを漕ぐと、「人のものに勝手に触って」という声とともにカラフルな布をまとった派手な装いの老婆、星ばあが出現。不気味に感じその場を立ち去ろうとするつばめだったが、空を見上げると星ばあがキックボードに乗って空を飛んでいる姿を目撃し立ち止まってしまう。そして、つばめは不思議な雰囲気を漂わせる星ばあに、思わず恋の悩みを打ち明けてしまう。口の悪い星ばあに閉口しつつも、つばめは徐々に心を開きはじめ、恋の話や、家族の話をするようになる。次第に打ち解けていく2人だったが、ある日、亨が交通事故に遭ったとのしらせが入る。恋に家族に、様々な悩みを抱えた14歳のつばめと謎めいた星ばあの、ひと夏の青春が走りだす。

主人公のつばめを演じるのは、『ちはやふる -結び-』(18)や『いちごの唄』(19)などに出演する若手女優の清原果耶。清原は本作の出演に対し「撮影中に私自身がつばめちゃんから貰った希望や勇気が、映画を観て下さるみなさまにも伝わると良いなと思います。ぜひお楽しみにしていて下さい」とコメントしている。また、本作のメガホンを取るのは『新聞記者』(19)で第43回日本アカデミー賞優秀監督賞に選ばれた藤井道人監督。清原とは『デイアンドナイト』(19)以来、2度目のタッグとなる藤井監督は「いまの清原果耶を切り取ることは誰もができることではない、とてもラッキーな機会をいただけた」と、清原の映画初主演作となる本作を演出できることに喜びを滲ませるコメントを寄せている。

はたして星ばあの正体とは。そしてつばめの恋の行方は…。ひと夏の大切ななにかを探す2人の、キュートで愛おしいドラマに期待せずにはいられない!

<スタッフ キャストコメント>

●清原果耶(つばめ役)

「現場の雰囲気に突き動かされ続けた色濃い撮影でした。まだ完成したものを観ていないので、どうなっているのだろうとふつふつ考える日々ですが撮影中に私自身がつばめちゃんから貰った希望や勇気が、映画を観て下さるみなさまにも伝わると良いなと思います」

●藤井道人監督

「『デイアンドナイト』で素晴らしい演技を見せてくれた清原果耶さんと再び映画を撮れたこと、そして、清原さんの初主演映画を監督できたことをとても光栄に思っています。本作は、大人になったすべての人たちへ捧げる物語です。心温まる、素敵な映画ができました。ぜひ、お楽しみに!」

●野中ともそ(原作者)

「最初に映画化のお話をいただいた時から長い長いときを経て、敬愛する藤井監督のもと、遂に撮影が始動したと聞いたときは胸が高鳴りました。同時にこの突拍子もない物語が本当に映像となりえるのか、わずかな不安がよぎったのも覚えています。けれどごく短いラッシュを見せていただいた瞬間に不安は綺麗に拭われました。まっすぐまなざしに揺れる感情が透けるような清原さんの佇まいに、ああ、つばめがいる!と。そして星ばあも亨くんも両親もみんな、画面からはみでるくらいに彼らの人生を生きている…!驚きと感謝をもって、いまはいち観客として公開を心待ちにしているところです。4月に装いをあらたに再文庫化される原作もお手にとっていただければ幸せです」

●前田浩子(プロデューサー)

「タイトルに惹かれて手にした原作のページをめくった途端少女時代にタイムスリップしました。星空の下に連なる屋根、失くしたものを求める想いのイメージが躍りだし、時間をかけて藤井監督と企画を温めて参りました。そして、清原果耶さんがその圧倒的な存在感で主人公つばめを生きてくれて、本作は誕生しました。どこか懐かしい、それでいてこれまでに見たことのない景色をお届けします。ご期待ください!」(Movie Walker・文/編集部)