『ウォンテッド』監督が世界初の縦画面ブロックバスター映画を製作

『ウォンテッド』監督が世界初の縦画面ブロックバスター映画を製作

 映画『ウォンテッド』(2008)などで知られるロシアの映画監督・プロデューサーのティムール・ベクマンベトフ監督が、世界初という、縦画面のブロックバスター映画を手掛けるとDeadlineが独占で報じた。

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 『V2. エスケープ・フロム・ヘル(原題) / V2. Escape From Hell』と題された新作映画は、第2次世界大戦の実話をベースに、ソビエト連邦の捕虜が、ハイジャックした航空機でドイツの強制収容所から脱出を試みるという内容で、縦画面向けに撮影される。主演はロシア出身のパヴェル・プリルチニー。 ベクマンベトフ監督のプロダクションであるBazelevs(バゼレフス)と、映画スタジオのVoenfilmが制作する。ロシア最大の携帯電話事業者MTSが協力しているといい、スマートフォンでの視聴を意識しているようだ。2021年のリリースを予定しているという。 ベクマンベトフ監督は近年プロデューサーとして、ほぼパソコンのスクリーン上で物語が展開するサスペンス『search/サーチ』(2018)や、ホラー映画『アンフレンデッド』(2016)など、既存の映画とは違う見せ方をする作品を製作。また、SNSアプリSnapchat向けに縦画面で制作されたドラマシリーズ「デッド・オブ・ナイト(原題) / Dead of Night」なども手掛けている。(編集部・入倉功一)