新人演歌歌手、青山新がお披露目会 山本譲二が祝福「情熱と魂を込めて一生懸命に歌えばいい」

新人演歌歌手、青山新がお披露目会 山本譲二が祝福「情熱と魂を込めて一生懸命に歌えばいい」

 新人演歌歌手、青山新(あおやま・しん、19)が2月5日に「仕方ないのさ」でデビューすることになり、29日、東京・渋谷の青山アイビーホールでお披露目会を開いた。

 甘く張りのある歌声で、大先輩の歌手、山本譲二(69)の代表曲「みちのくひとり旅」も熱唱。祝福に駆け付けた山本から「俺よりうまく歌っちゃ駄目だよ」と手荒く祝福された後、「情熱と魂を込めて一生懸命に歌えばいい」と励まされ「頑張ります」と頭を下げた。

 しかし、話の途中、冗談でいきなり「酒は飲むの?」と質問され「飲まないです」ときっぱり答えるも「少しは飲めよ!」とたたみかけられ、タジタジとなった。ちなみに、5月30日で20歳になる。「20歳になったら一緒に飲もう」と誘われた青山は「よろしくお願いします」と笑みがこぼれた。

 青山は芸名の由来について「青く大きな山のように新鮮な気持ちで」と師匠の作曲家、水森英夫氏(70)から命名されたことを説明。すると、山本からすかさず「嘘でもいいから、大好きな山本譲二の『山』と言えよ」とツッコまれて苦笑。報道陣も大爆笑だった。

 千葉・浦安市出身。身長170センチ、55キロと細身で、アイビールックのよく似合うさわやかなイケメンだ。所属レコード会社、テイチクエンタテインメント創立85周年、所属事務所・芸映60周年記念アーティストという重責を担う。♪好きで別れる 恋もある…と歌うデビュー曲は男女の切ない別れ歌で、昭和の日活映画の主題歌をほうふつとさせると早くも評判だ。

 幼少のころ、歌謡教室に通っていた祖母の影響で演歌・歌謡曲に親しみ、中学2年のときに出場したカラオケ大会で芸能関係者に声をかけられた。5年前から水森氏に師事してデビューを目指し、昨年3月に高校を卒業して、この日に備えた。「将来は大みそかのNHK紅白歌合戦にも出たい」と夢を語った19歳。伸びしろは十分だ。