市川海老蔵、4月の歌舞伎×オペラ作品が「海老蔵としてほぼ最後の舞台」

市川海老蔵、4月の歌舞伎×オペラ作品が「海老蔵としてほぼ最後の舞台」

 歌舞伎俳優、市川海老蔵(42)が29日、東京・丸の内の国際フォーラムで行われたKABUKI×OPERA「光の玉」(4月18日、東京体育館)の発表会に出席した。

 東京五輪・パラリンピックの公式イベントとして、歌舞伎の数々の名作をベースにしながら物語を新たに創作。オペラ楽曲を随所に織り込み、歌・ダンス・立ち回りのパフォーマンスで歌舞伎とオペラが一体となった夢の舞台を届ける。

 主演の海老蔵は「東京五輪・パラリンピックが盛り上がる一つの起爆剤になれば」と笑顔。「父(十二代目市川團十郎)が歌舞伎十八番の『鳴神』をオペラと披露したことがある。歌舞伎とオペラは発祥の時期が同じで、私もオペラと度々共演したことがあるので楽しみ」と心を躍らせた。

 5月に十三代目市川団十郎白猿(はくえん)の襲名が控えるが、「海老蔵としては、ほぼ最後の舞台になる。ふさわしいように『思いを切って』努めたい」と誓った。