米任天堂のレジー前社長、任天堂のロゴをグラフィティに変えるアイディアを阻止していた

引用元:IGN JAPAN
米任天堂のレジー前社長、任天堂のロゴをグラフィティに変えるアイディアを阻止していた

米国任天堂の社長兼CEOだったレジナルド・フィサメィが、任天堂が幅広い層の消費者にアピールするために会社のロゴを変更しようとする計画を阻止していたことを明かした。
Present Value Podcastに出演したフィサメィが、米国任天堂がより年上の消費者など幅広い層に訴えかけようとしてた時期について語り、その当時にグラフィティをはじめとする異なるデザインの任天堂ロゴを試そうとしていたとコメントしている。
「私が入社したとき、任天堂は子供の消費者ばかりにアピールしていることに一種の恥ずかしさのようなものを感じていました。そして、米国任天堂のマーケティング・チームは、楕円形のおなじみの任天堂ロゴを変更して、グラフィティなど違うデザインを試してロゴを大人っぽくしようとしたのですが、それは我が社のブランドではないと言ってやめさせました」

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フィサメィは2003年に任天堂に入社し、その頃の出来事について話しているようだ。彼が介入してそのマーケーティング戦略をやめたのは、‟ブランドが意味するもの”と一致しないと感じたからだという。その後にフィサメィは、正しい方法で年上の消費者に訴えかけるように勧めたとのこと。
「全体的にブランドのプレゼンテーションに目を通して整理し、幅とアピールを広げるコンテンツを組み合わせたメッセージングを作成しました。WiiやWii Fit、最終的には Nintendo Switchのような、発売するすべての優れた製品の舞台を設定したのです」
フィサメィは15年間勤続した後、2019年4月に任天堂を退社し、新社長として適任であるダグ・バウザーが就任した。

現在フィサメィは、ニューヨークはコーネル大学ビジネススクールのダイソン応用経済学大学院で教鞭を執り、そこでは生徒と「リーダーシップと意識的な資本主義、サービス」について議論しているそうだ。
本記事は、VG247のニュースが基になっている。 Chris Priestman