M―1王者「ミルクボーイ」内海&駒場、下積み時代を支えた妻と母

引用元:スポーツ報知
M―1王者「ミルクボーイ」内海&駒場、下積み時代を支えた妻と母

 漫才師日本一を決める「M―1グランプリ2019」で優勝したお笑いコンビ「ミルクボーイ」の内海崇(34)と駒場孝(33)が、27日放送の日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」(月曜・後9時)にVTR出演。日本一になった2人を陰で支えた感動の秘話が明かされた。

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 「M―1グランプリ2019」の決勝で、歴代最高得点をマークし、史上最多参加5040組の頂点に立ったミルクボーイ。2018年3月にユキさんと結婚した駒場。番組は「下積み芸能人を支える妻は本当に幸せなのか?」と題し2人を密着。売れない芸人との結婚について妻のユキさんは「暮らしていけないわけではないので、別に一緒に働いて生活ができるならそれでいいし、それ以上に、絶対この人と結婚したいと思っていた」ときっぱり。フードコーディネーターの妻は、M―1の1回戦から決勝まで毎回、願掛けに「天むすとからあげ」を用意しサポートした。

 突然の日本一に「泣きじゃくっていました。2人がテレビ画面にいるっていうのが、点数よりも出てきただけで泣けました」と喜びつつ、「漫才これからずっとできるっていうおめでとうはあるんですけど、色んなことが変わって、これからどうなっていくのかな? 今までやっていたことが…」と不安を吐露。駒場が「家にいつも帰ってたけど、帰れなくなる日が少し増える」と人気芸人の多忙な日々を語ると妻はさびしさから涙を流した。ただ、「芸人さんと結婚したっていうことはこういうことなので、ちゃんと気合を入れて」と涙をぬぐった。

 一方、内海は5年前に母親・智恵さんがくも膜下出血で倒れたことを回想。下積み時代に応援してくれた母親が「救急車で運ばれて、意識がないって言われて、弟に芸人を辞めようと思う」と伝えたという。母親は一命を取り留めたものの「家族に(母を)任せて好きなことをすることができへんなって、長男ですし…、責任がある」と振り返った。

 漫才を続けられたのは母親の思いだった。お見舞いに向かうと看護師からある言葉をかけられた。「僕は何も言っていないのに、看護師さんが『芸人やられてるんですよね』って言ってくれて、おかんが目を覚ましてすぐに『息子が芸人やってる』って自慢していたらしい。そのおかんに辞めるって言われへんかった」と涙ながらに当時の決意を語った。結成12年、念願叶ってM―1王者になったコンビは、支えてくれる存在への感謝を忘れずに今後も漫才を続ける。 報知新聞社