【グラミー賞】ビリー・アイリッシュが主要4部門独占 39年ぶりの快挙に涙ぬぐう

引用元:オリコン
【グラミー賞】ビリー・アイリッシュが主要4部門独占 39年ぶりの快挙に涙ぬぐう

 米音楽界最高の栄誉とされる『第62回グラミー賞』の授賞式が、現地時間26日(日本時間27日)、米ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われ、米シンガー・ソングライターのビリー・アイリッシュが、主要4部門の「年間最優秀アルバム」「年間最優秀レコード」「年間最優秀楽曲」「最優秀新人賞」を独占する快挙を成し遂げた。同アワードで主要4部門を独占したのは、1981年のクリストファー・クロス以来、39年ぶり。

【グラミー写真】パフォーマンスを披露したリル・ナズ・X、ビリー・アイリッシュら

 「年間最優秀アルバム」の受賞スピーチでビリーは「アリアナ(・グランデ)が受賞すべきだと思います」と恐縮すると、アリアナは投げキスで応えた。またビリーの兄・フィネアス・オコネルは「チーム、家族、支援してくれた人たちに感謝したい」と語り、楽曲はうつや気候変動などがテーマだったことから「勝てると思っていなかった」と本音を漏らした。

 続けて「年間最優秀レコード」の受賞を聞いたビリーは信じられないといった様子ですぐさまステージに戻った。涙をぬぐいながら「ありがとう!」と一言述べ、「バーイ!」と足早に去って行った。

 ティーンを中心に絶大な人気を誇る18歳のビリーは、昨年3月29日に発売したデビューアルバム『WHEN WE FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』が英米を含む11ヶ国で1位を獲得。米シングルチャートでは14曲同時チャートインを果たし、カーディ・B、ビヨンセ、アリアナ・グランデらが持つ女性アーティストの同時チャートイン記録を更新した。代表曲「Bad guy」は2000年以降に生まれたアーティストとして史上初の全米シングルチャート1位に輝くなど、新世代のポップアイコンとしてセレブからも注目されている。

 授賞式はアリシア・キーズが2年連続で司会を務め、主要4部門を含め最多の8部門でノミネートされた米女性ラッパーのリゾがオープニングを華々しく飾ったほか、ジョナス・ブラザーズ、タイラー・ザ・クリエイター、カミラ・カベロらがパフォーマンス。今年の「ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたエアロスミスが、2016年に功労賞を受賞したRUN DMCとコラボステージで盛り上げた。

 また「Old Town Roadオールスターズ」企画として、リル・ナズ・Xとビリー・レイ・サイラスのステージに、前回はプレゼンターとして出演したBTS(防弾少年団)らが出演し、コラボパフォーマンスを繰り広げた。韓国アーティストがパフォーマンスするのは初めて。

 これらの模様は、WOWOWプライムで独占生中継(同時通訳)され、きょう27日午後10時からWOWOWライブで再放送(字幕付き)。

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