「歌怪獣」島津亜矢が魅了する「ライスボウル」国家独唱に注目!

引用元:夕刊フジ

 邦楽から洋楽まで歌いこなす抜群の歌唱力から「歌怪獣」の愛称で話題の演歌歌手、島津亜矢(48)が来年の1月3日に開催されるアメリカンフットボール「第73回ライスボウル」のオープニングセレモニーで、国家独唱を務めることになった。ハーフタイムショーでもパフォーマンスを披露するというから要注目だ。

 ライスボウルは1948年からアメリカンフットボールの日本選手権として、毎年1月3日に開催され、学生日本一と社会人日本一が激突し、日本チャンピオンを決定する。開催場所は東京ドーム。試合開始は午後3時。観衆は4万人近くになると予想される。

 国内最高峰のチームを決定する試合の国家独唱の歌手は抜群の歌唱力と安定感を求められるが、島津が候補に挙がると大会主催者、関係者は満場一致で決定したという。

 島津は14歳で上京して演歌の巨匠、星野哲郎氏に弟子入りして、86年に「袴をはいた渡り鳥」でデビュー。2011年「感謝状~母へのメッセージ~」で紅白初出場。15年には「帰らんちゃよか」で紅白の舞台に復帰、その歌唱力を誰もが絶賛した。

 以降、歌謡演歌の源流である歌謡浪曲からポップス、フォーク、ロックまで邦楽、洋楽ジャンルを問わない歌いぶりは、アメフトなら80ヤード独走タッチダウン、野球なら球速160キロでメジャーでもド胆を抜くほどの歌唱力の持ち主である。

 彼女が歌うホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラブ・ユー」を聴いた人はぶっ飛んだほど。芸人のマキタスポーツがつけた「歌怪獣」の愛称はいまや島津の代名詞である。

 3度目の紅白は美空ひばり「川の流れのように」、4度目はベット・ミドラー「The Rose」、5度目は中島みゆき「時代」とカバー曲を披露。ジャンルだけでなく、オリジナルとカバーという垣根を超えた唯一無二の存在であり、歌ってほしい、聴かせてほしい歌手なのである。

 来年デビュー35周年のベテランだが、令和の時代に“島津旋風”が巻き起こる勢いだ。年末には6度目の紅白出場を果たし、2020年の歌い初めは東京ドーム。その歌声で日本中を盛り上げてくれるだろう。(篠木雅博)