「桜を見る会」問題、内閣支持率がそれほど落ちない原因は“鳩山元首相のツイート”では? 桂春蝶の蝶々発止

引用元:夕刊フジ

 【桂春蝶の蝶々発止。】

 首相主催の「桜を見る会」の話題が満開で、いい見ごろになってます。まあサクラよろしく、いずれは散ってしまうでしょうが、野党にすれば安倍晋三政権を追い込む千載一遇の材料ですよね。

 内閣府の担当者が招待者名簿を大型シュレッダーで廃棄したとか、反社会的勢力が参加していたとか…。なかなか、香ばしい中身で、問題発覚後、安倍首相が「来年は中止する」とした判断も、何か無責任に感じてしまいます。

 しかし、安倍内閣の支持率は劇的には落ちていないのです。いわゆる「モリカケ」問題のとき、安倍内閣は最大のピンチを迎え、支持率もヤバかった。でも、今回それほどでもないのはなぜか? どうして世論はリベラル側に傾かないのか? 左派野党のサクラ攻撃が致命傷を与えられないのはどうしてか?

 その明確な答えを私は知っています。

 答えは…鳩山由紀夫元首相のツイッターがアホすぎるからであります。鳩山氏…。あっ、ここからは愛を込めて「ハトさん」と呼びますね。

 私はこういう場で「アホ」と書くのはよくないと思うのですが、ハトさんのツイートに関しては、アホと言わざるを得ない。少し旧聞になりますが、ハトさんはこうツイートしました。

 《沢尻エリカさんが麻薬で逮捕されたが、みなさんが指摘するように、政府がスキャンダルを犯したとき、それ以上に国民が関心を示すスキャンダルで政府のスキャンダルを覆い隠すのが目的である》

 アホか(笑)。

 もしかして、ハトさんは自分が首相だったことを忘れているのでしょうか? 「こういうやり方を首相はできるんだぜ!」って公表してどうするの(笑)。あるとは誰も信じませんがね。

 そうそう…首相任期中、ハトさんには金銭スキャンダルが直撃しました。そのころ、アイドルグループの元メンバーが覚せい剤取締法違反で逮捕されていますが、「まさか、ハトさんがマトリ(厚労省麻薬取締官)を動かしたんでっか?」って話になる。そう思われても仕方ない。

 左派野党が政権に近づきたいと思うなら、まずハトさんを黙らせなければなりません。ハトさんのツイートって、「いいね」や「リツイート」が欲しい、承認欲求を強く感じます。いわば、感情の排泄(はいせつ)物なんですよ。まさに「ハトのフン」と呼ぶにふさわしいものでしょう。

 ハトさんの「バカッター」を直ちに止めさせないと、野党は生涯自民党に勝てません。

 今日もハトさんは「クルゥ…クルゥ…(狂う狂う?)」と鳴きながら、異常なツイートを書き込んでいます。それを誰よりも喜んでいるのは安倍首相ですよ。ハトさんがつぶやけばつぶやくほど、リベラル勢の信用が無くなりますからね(笑)。

 ■桂春蝶(かつら・しゅんちょう) 1975年、大阪府生まれ。父、二代目桂春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目桂春団治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風で人気。人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市の「咲くやこの花賞」受賞。