AKB48久保怜音、キュートとクールで魅せたソロコン センターへ決意表明も

引用元:MusicVoice
AKB48久保怜音、キュートとクールで魅せたソロコン センターへ決意表明も

 AKB48の久保怜音(16)が26日、TOKYO DOME CITY HALLでソロコンサート『AKB48 久保怜音ソロコンサート ~わたあめランドへようこそ~』を開催。動物衣装に身を包んでキュートに歌ったかと思えば、クールな表情でダンスを決めるなど二面性を打ち出して魅了。更に「センターを目指したい」と目標を掲げた。

 久保怜音さんの差し入れです――。ソロコンのタイトルにも入った、久保が好きな“わたあめ”がこの日、本人差し入れで来場者にプレゼントされた。影ナレでは注意事項を読み上げる度に歓声が上がり「嬉しい」と喜んだ。

 場内の明かりが落とされると、映像が流れる。女子の日常の朝を描いた。化粧している間、テレビから流れてくるのは天気予報や占い。予報は「わたあめ雲が空を覆うでしょう」。そして靴を履き、「行ってきます」。程なくして「overture」が流れる。

 勢い良く飛び出した久保はわたあめを連想させるレインボーカラーの衣装。ステージバックのスクリーンには予報通り、わたあめ雲にキャンディの雨。そのなかで「最強ツインテール」を届けた。2曲目「初恋ダッシュ」ではトロッコに乗り手紙を渡す。間奏では「声出せますか!」と煽った。

 「太陽と散歩」では2階ステージでパフォーマンス。映像は青空で、あたかも空中散歩をしているかのよう。「トイプードルと君の物語」では、トイプードルのぬいぐるみを抱いてキュートに歌い踊った。

 「盛り上がっていますか! 朝イチだけど声出せますか! すごい! 嬉しい」と声がかすかに震え、ほのかに涙目。「昨日はなかなか眠れなくて。でも嬉しい! 一人でステージに立つのは緊張するけど、ファンの皆さんが付いてくれるし、横断幕もある。嬉しい。皆さんのパワーを頂いて盛り上げていきたい!」

 「ここからは怜音ワールド全開で!」と、「久々」という「さと散歩」が繰り広げられる。まずは映像が流れる。場所は動物園。動物を見て「あ! 動物だ!」、更にきりんを見て「ぬいぐるみの生地のよう」と天然っぷりを発揮。そして、ウサギを見て「私もワンちゃんやウサギさんみたいにモコモコになりたい」と語って、犬をモチーフにした衣装で登場。「ラブラドール・レトリバー」を届けた。

 「ファースト・ラビット」ではウサギをモチーフ、「走れ!ペンギン」ではペンギンを、「なめくじハート」ではなめくじ、「猿のシンバル」では猿をモチーフにした衣装。そのキュートさに登場する度に歓声が上がった。

 MCを挟んで再び映像。「動物を見ていたらお腹がすいてきた」と今度はわたあめやフルーツを食べる内容。ソフトクリームを食べ「ほっぺたがとろけおちそう。これ持って行けたら」とBステージに光が当てると、アイスを持った久保。ショップ店員の衣装で「野蛮なソフトクリーム」「すてでそのままパフぉ」などを届けた。

 ここまでキュートさに溢れていた久保だが、=LOVEの「いらない ツインテール」では変貌する。「ごめんね、好きになっちゃって…」を歌い終えると場内が暗くなる。そして後ろを向き、アリーナに背中を見せると着ていた衣装を脱ぐ。ダンサーが加わり、歪んだギターサウンドの中で「おまえら声出せんのか!」と煽った。

 クラップ音から始まった「カモネギックス」では扇子を使っての妖艶なパフォーマンス。「水の中の伝導率」では上着を脱いでクールに決める。

 二面性を打ち出した久保。再び映像が流れる。今度はインタビュー。AKB48に入った理由やわたあめ、サバの魅力などを語る中で「AKB48でどんな存在に?」という問いで「唯一無にの存在になりたい」と語った。

 本編は撮影タイムなども挟んで、終盤。バルーンと風船がステージに登場した状況で「好きだ 好きただ 好きだ」などを届け、「悲しいときや自信がないときに聞いたら自信が持てました。ファンの気持ちもそうかなと。TDCホールをチャイムで響かせしょう」と語って「新しいチャイム」で締めくくった。

 アンコールでは「黄金センター」などを披露。選曲の理由を「いつかセンターに立ってみたい」とも。加入から約5年。これまでに「ファンの皆さんと掴んだ夢も多くて、センターも皆と一緒に行けば叶えられると思う。一緒に叶えてくれますか。これからも一生みなさんについていくのでついてきてください」と呼びかけ、「終わりたくない」としつつもラストは「虹の列車」。

 ペンライトで虹色に染まる客席を見て「嬉しい!」と喜んだ久保。この日、「嬉しい」と言う言葉を9回も口にしていた。