【先週の振り返り】明智光秀の頭脳派イメージが一転、不器用な青年に 「大河ドラマ『麒麟がくる』」第1話、ネット上の反応をAIで分析してみた

引用元:ねとらぼ
【先週の振り返り】明智光秀の頭脳派イメージが一転、不器用な青年に 「大河ドラマ『麒麟がくる』」第1話、ネット上の反応をAIで分析してみた

 今週の「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。

【動画】「明智光秀役・長谷川博己さんのコメント」

 主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。

●「麒麟がくる」第1話(1月20日放送)のあらすじ

 領地を荒らす野盗を撃退した際、明智光秀(長谷川博己)は、その頭領が持っていた「鉄砲」という見たことのない武器に興味を持つ。美濃守護代・斎藤氏の名跡を継ぐ斎藤道三(本木雅弘)に掛け合い、ある約束と引き換えに、鉄砲がどういうものか探る旅に出る。堺ではひょんなことから三好長慶の家臣・松永久秀(吉田鋼太郎)に気に入られる。

 次に向かった京では、名医と名高い望月東庵(堺 正章)と出会うが、大のばくち好きで、本当に名医なのかヤブ医者なのかわからない。そんな中、大名同士の抗争が始まり、町は大火事になる。(「麒麟がくる」公式サイトより)

●「麒麟がくる」第1話のネット上での評価

 ネット上での「麒麟がくる」第1話の評価は、「ポジティブ」が81.9%となりました。放送前、帰蝶(濃姫)役が沢尻エリカさんから川口春奈さんへの変更というトラブルがありましたが、その分、待ちわびた人たちが楽しまれたようです。

●いだてん第1話の視聴率19.1%と「いだてん」越え。放送時のツイート数を比べてみた

 「麒麟がくる」は、第1話の放送が始まった20時から終盤まで、本作に関連するツイートが数多く投稿されています。「いだてん」とツイート数を比較すると、「いだてん」第1話の2倍以上となりました。トラブルによって放送開始日が遅れましたが、斬新なアイディアで描かれた1547年の世界に視聴者は高揚感を抱いたようです。

●衣装へのこだわりがすごい!

 冒頭部分、田畑で作業する武士と農民、略奪行為に及ぶ野盗、三者三様カラフルな着物をまとって登場。時代背景に合わせて用意された衣装が、ネット上で話題になっています。「今で言うシックで落ち着いた色合いの服というのは滅茶滅茶高価でなかなか手に入らないものだった事をよく描写している」など、細部へのこだわりを高く評価したコメントが見られました。

 視聴する中、戦国時代の絵画と大河ドラマを見比べ、リアリティーを確認した人もいたようです。「洛中図の庶民の服も水色とか赤とかで描かれています」などのツイートが投稿されています。

 そんな、注目されている衣装について、衣装デザイン担当の黒澤和子さん(映画監督・黒澤明の長女で、黒澤明監督の映画「夢」「まあだだよ」や、映画「たそがれ清兵衛」「座頭市」大河ドラマ「西郷どん」などの衣装デザインを担当)のインタビューが「麒麟がくる」公式サイトに掲載されています。その中で黒澤和子さんは「文献や現存している当時のものを見るとわかるのですが、戦国時代は日本の歴史の中でもとても派手な色が使われていた時代」「監督から『4K放送なのだからカラフルな映像にしたい』という要望もあり、ビビッドな色彩をふんだんに使った」と語っています。