西島秀俊、モトーラ世理奈との役作りについて「打ち合わせが必要なさそうだなと」

引用元:Lmaga.jp
西島秀俊、モトーラ世理奈との役作りについて「打ち合わせが必要なさそうだなと」

映画『風の電話』の舞台挨拶が25日、大阪市内の映画館でおこなわれ、女優・モデルのモトーラ世理奈、俳優の西島秀俊、諏訪敦彦監督が登壇した。

【写真】爆笑した西島

もう会えない家族や愛する人にメッセージを伝えるため、多くの人々が訪れる岩手県・大槌町の電話ボックス「風の電話」を題材とした同作。東日本大震災で家族を失い、広島の叔母の家で住む主人公ハル(モトーラ世理奈)がヒッチハイクで「風の電話」へと向かう旅が描かれている。

諏訪監督はフランスでの撮影が多く、日本で撮影するのは18年ぶり。ゆったりとマイペースで挨拶するモトーラを紹介しながら、オーディションで彼女を選んだ理由について、「みなさんも感じていると思うんですけれども、これは面白いなと。この人を撮影していると映画が見えてくる。ジーッと見ていられる人。お会いしてすぐ決定しました」と語った。

また、道中で出会う森尾を演じる西島は、モトーラの最初のシーンの前に、「ごはんを食べて、いろいろ話をしていたんですが、(役作りについては)あまり必要なさそうだなと。僕よりも諏訪組のことが分かっていて、役もお互いに反発しているような役だったので、打ち合わせとか全くしていないです。そういえば、西島さんって言われた覚えがない。いつも『森尾ー』って(笑)」と話すと、「最近、西島さんにお会いした感じです」とモトーラは答えて、会場からは笑いが巻き起こった。

最後にモトーラは、「どこかやさしく、温かい空気に包まれる映画だと思っていて、それを少しでも感じていただけたら。いつかハルちゃんのことを思いだしてくれたらうれしいです」と締めくくった。映画は現在、公開中で2月には『ベルリン国際映画祭』(ジェネレーション部門)に出品される。