ゲイ役の宮沢氷魚「同性愛の友だちに学んだ」　主演映画「his」への思い入れを告白

　俳優の宮沢氷魚（25）が25日、東京のTOHOシネマズ日本橋で初主演映画「his」（今泉力哉監督）公開記念舞台あいさつを行った。

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　ゲイの主人公を熱演した宮沢は「もともとLGBTQを題材にした作品に出てみたくて、周りにもけっこう同性愛者の友だちがいたので、少しでも住みやすい、生きやすい世界をつくりたいと思っていた。このタイミングでこの話をいただいた喜びの方が大きくて、すごく前向きに作品に入れた」とコメント。

　役作りは友人たちとの食事や飲酒の中で学んだことも明かし「幼稚園から20年近く一緒なので、素の部分や普通に話している空気感を自分のものにできたらなと思って。映画や本では得られない経験を大事にした」と振り返った。

　共演の藤原季節（27）は「どんなに準備しても（役の）渚になれている気がしなくて。今も分からない」と率直な思いを明かしていた。