向井理&寺尾聰、時代劇の魅力語る「表現の自由度が高い」

引用元:オリコン
向井理&寺尾聰、時代劇の魅力語る「表現の自由度が高い」

 俳優の向井理、寺尾聰が13日、都内で行われたNHK正月時代劇『そろばん侍 風の市兵衛SP~天空の鷹~』(総合・BS4K 来年1月3日 後9:00)の記者会見に出席した。

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 同作は、清貧を旨とする無欲の侍・唐木市兵衛が、得意のそろばんで武家・大店などをさまざまな家をわたり、風のようにしなやかな剣で悪を退治していく新感覚時代劇。今回は「風」と「鷹」の物語を描き、唐木市兵衛を向井、孤高の老剣客・中江半十郎を寺尾が演じる。

 無事に撮影を終えた向井は「いろんなアイデアや出会い、経験ができた作品。寺尾さんという強力な相棒のような、ともすれば親子のような関係の中での撮影は、とてもいい思い出です」と笑顔。寺尾も「(向井とは)相性がいい。理屈じゃなく」と共演を喜ぶと「彼が侍を演じることをうれしく思う。彼の世代で、これほどクールでスマートに侍を演じる人はいない」と称賛の言葉を送った。

 さまざまな作品で幅広い役柄を演じてきた2人。改めて時代劇の魅力を問われた向井は「現代劇と比較すると、時代劇は制限が多いように感じられるけど、僕は真逆。時代劇の方が携帯電話や監視カメラがないから、いろんなトリックが成立しやすい。今と違ってコンプライアンスがない時代なので、表現の自由度が高い。あえて今やるほうがいろんな可能性があると思います」と熱弁。

 寺尾も「人間関係やアクション、現代劇よりも飛躍ができる部分が多い。その分、芝居する方もいろんな形、思いを込めることができる。もっともっと時代劇の時間がほしいなと思う」と話していた。