北村匠海拓以外には見えない新田真剣佑「セリフのやりとりがなくてさみしかった…」

　映画「サヨナラまでの30分」（萩原健太郎監督）の公開記念舞台あいさつが25日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、W主演した新田真剣佑（23）とダンスロックバンド・DISH／／の北村匠海（22）、久保田紗友（19）、葉山奨之（24）らが出席した。

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　失敗続きの大学生・颯太（北村）が、不思議なカセットテープを拾い、テープを再生している30分間だけ、1年前に亡くなったバンドマンのアキ（新田）と入れ替わり、1つの体を共有するオリジナルの青春音楽ラブストーリー。

　劇中でオリジナルの楽曲を歌唱しているが、新田は「今回初めて、自分たちが一から作った曲をみなさんに知ってもらう喜びを感じました。映画も同じで、すごく幸せな気分になりました」と感慨深げ。

　北村は、「この作品で人からあふれ出る感情の強さに気付けました。音楽の力、言葉の力に救ってもらえると思います。これから先ずっと、この映画が温かくみさなんの心に残ってくれたらとてもうれしいです」とアピールした。

　自分の姿が北村以外には見えない設定だけに、新田は「セリフのやりとりがなくてさみしかった」と振り返った。北村は「僕にしか見えない存在で、誰とも目が合わないお芝居は不安だったと思う」と、新田の苦労をねぎらった。