欅坂激震！平手友梨奈が脱退発表…織田奈那、鈴本美愉は卒業で佐藤詩織は活動休止

　欅坂４６のエース・平手友梨奈（１８）が２３日、グループを電撃脱退した。この日、公式サイトで発表、レギュラー出演するＴＯＫＹＯ　ＦＭ「ＳＣＨＯＯＬ　ＯＦ　ＬＯＣＫ！」（後１０時）でも明かした。

　平手はラジオで「先程ホームページで発表がありましたが、私、平手友梨奈は欅坂４６を離れることになりました」と報告した。「卒業」ではなく、あえて「脱退」という言葉を使ったのは「本人の強い希望」（所属事務所関係者）という。

　平手は、脱退を決めた時期や理由については触れず「今は細かく話をしたいと思わないので、いつか機会があって、話したいと思ったらお話ししたいと思っております」とだけ語った。

　平手は低音ボイスとクールな雰囲気で「山口百恵さんの再来」とも言われ、これまで８曲の全シングルでセンターを務めてきた絶対的存在だ。２０１８年には映画「響―ＨＩＢＩＫＩ―」で初出演にして初主演し、高評価を受けていた。

　パフォーマンス以外でも話題を呼んだ。１７年のＮＨＫ紅白歌合戦では過呼吸のような症状でダウン。翌１８年１月には上腕三頭筋損傷、同年９月には公演中にステージから落下。１２月にもけがを負い、紅白歌合戦を欠場した。１９年８月には活動中に右肘を負傷。全国ツアーを欠席するなど体調面でも注目の的に。昨年の紅白では鬼気迫る表情で「不協和音」をパフォーマンスしたが、直後に倒れていた。

　この日は、同時に主力として活躍していた織田奈那（２１）、鈴本美愉（２２）の卒業、佐藤詩織（２３）の活動休止も発表した。昨年９月に一部で熱愛を報じられた織田は「ファンの皆さんを悲しませてしまい本当にすみませんでした」、鈴本は「心と身体がだんだん追いつかなくなり、パフォーマンスに熱が入りきらず、その気持ちを無視する事が出来ませんでした」、佐藤は「美術の勉強のため留学させて頂きます」とブログでそれぞれ理由を説明した。

　グループは昨年２月の「黒い羊」以降、１年近く新曲をリリースできていない状況。今後の活動が心配されるとともに、残ったメンバー２３人の奮起が期待される。

　◆平手　友梨奈（ひらて・ゆりな）２００１年６月２５日、愛知県生まれ。１８歳。１５年８月２１日、欅坂４６の１期生オーディションに合格。１６年４月「サイレントマジョリティー」でＣＤデビュー。同年７月のテレビ東京系ドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか？」で女優デビュー。１８年９月公開の「響―ＨＩＢＩＫＩ―」で映画初出演、初主演。身長１６３センチ。血液型Ｏ。

　【欅坂４６の歩み】

　▼２０１５年８月　「鳥居坂４６」から「欅坂４６」に改名し第１期生がデビュー。

　▼１６年４月　デビュー曲「サイレントマジョリティー」発売。新人女性歌手最多となる初週２６．２万枚の売り上げを記録。

　▼１２月　ＮＨＫ紅白歌合戦に初出場。

　▼１７年８月　６会場で初の全国ツアー開催。

　▼１２月　２年連続で紅白歌合戦出場。「不協和音」終了直後に平手友梨奈が過呼吸のような症状で転倒。

　▼１８年１月　平手が「上腕三頭筋損傷」のため３１日、２月１日の日本武道館公演を「けやき坂４６」の公演に振り替え。

　▼９月　平手の初主演映画「響―ＨＩＢＩＫＩ―」が公開。

　▼１２月　平手が仙腸関節不安定症、遠位橈尺（とうしゃく）関節痛などのため活動を一部休止。平手は紅白欠場。

　▼１９年８月　平手が右肘を負傷、全国ツアーの欠席を発表。９月１８日の東京ドーム公演で復帰。

　▼１２月　紅白歌合戦で「不協和音」を熱唱。平手は歌唱後にぐったり。メンバー３人に抱きかかえられながらステージを後に。 報知新聞社