土屋太鳳「ローマの休日」アン王女役でミュージカル初挑戦…朝夏まなととダブル主演

引用元:スポーツ報知
土屋太鳳「ローマの休日」アン王女役でミュージカル初挑戦…朝夏まなととダブル主演

 女優の土屋太鳳(24)が10月に東京・帝国劇場でミュージカル初出演、初主演することが23日、分かった。映画「ローマの休日」の舞台版(山田和也演出)でオードリー・ヘプバーンが演じたアン王女を演じる。元宝塚トップの朝夏まなと(35)とのダブル主演。こちらは満を持しての帝劇初登場となる。

 同作は日本発のミュージカルとして大地真央(63)、山口祐一郎(63)のコンビで98年に初演されヒット。今回、令和版として生まれ変わる。映像を中心に若手の演技派として実績を積んできた土屋を大抜てき。東宝は起用の理由を「気品や愛らしさを兼ね備えておられ、太陽のような明るさや温かさが感じられる」と説明。日女体大時代は舞踊学を専攻。特技に日舞、クラシックバレエを挙げるなどステージでの表現経験は豊富だ。歌の特訓は覚悟の上。体当たりで役にぶつかっていく。

 抱負にも力がこもる。「帝国劇場に立つ。ミュージカルに挑む。『ローマの休日』という世界に出会う…信じられません。夢も奇跡も超えていて、怖いほどです。でも、だからこそ全てを懸け、アン王女を生きます」と決意十分。

 対照的に朝夏は、満を持しての帝劇。18年には「マイ・フェア・レディ」でイライザ役を好演。レッスンを続けている効果で宝塚時代よりも音域が広がり、歌唱力はより向上したといわれる。「帝国劇場の舞台に立つことが夢でした。機会をいただけて幸せです! 今から楽しみです!」と興奮ぎみ。Wキャストで全くタイプの異なるアン王女が見られそうだ。

 ◆相手役・新聞記者に加藤和樹、平方元基

 新聞記者の立場を超え、王女と心を通わすジョー・ブラッドレー役には加藤和樹(35)、平方元基(34)をWキャストで起用。加藤が「誰もが知る名作に携われることを心からうれしく、光栄に思う」と言えば、平方は「胸躍る場面がたくさんある。古き良き空気感を大切にしたい」とコメントしている。 報知新聞社