モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズさんが77歳で死去

モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズさんが77歳で死去

 イギリスのコメディーグループ「モンティ・パイソン」のメンバーとして知られたテリー・ジョーンズさんが、現地時間21日に亡くなったと英国BBCなどが報じた。77歳だった。ジョーンズさんは、前頭側頭型認知症(FTD)との闘いを2016年に息子が明かしていた。

「モンティ・パイソン」メンバーたち

 1942年2月1日生まれでイギリス・ウェールズ出身。オックスフォード大学を卒業し、1969年にモンティ・パイソンを結成。グループはテレビ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」で絶大な人気を博し、日本をはじめ世界中に笑いを届けた。ジョーンズさん自身もコメディアン・俳優・作家・歴史学者など多彩な活動で知られ、映画では『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)、『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』(1983)などで脚本・監督を担当。『ラビリンス/魔王の迷宮』(1986)の脚本も手掛けた。 ジョーンズさんについて遺族は、声明で「私たちは、親切でおかしくて、温かく、クリエイティブな、心から愛すべき人を失いました。その妥協を許さぬ個性、空くことのない知性、途方もないユーモアは、60年以上にわたって大勢の人々に喜びを与えました。モンティ・パイソンとの仕事、書籍、映画、テレビ番組、詩にいたるまで、彼のたくさんの作品たちは、真に博識なる者の遺産として永遠に生き続けるでしょう」とつづっている。 モンティ・パイソンのマイケル・ペイリンさん、ジョン・クリーズさんらも英国メディアやTwitterを通じてジョーンズさんを追悼。2015年にテリーさんが監督した『ミラクル・ニール!』に出演したサイモン・ペッグさんなど、多くの英国俳優たちが、SNSなどでジョーンズさんを追悼している。(編集部・入倉功一)