東京2020組織委員会は23日、都内で記者会見を開き、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で審判などの技術役員が着用する『テクニカルオフィシャルユニフォーム』を初披露した。フォーマルウェアとカジュアルウェアの2種類を用意し、「暑さ対策」「多様性」「持続可能」をテーマに開発した。
フォーマルウェアはジャケットやシャツ、スラックス、ハット、ネクタイなどを用意。ジェンダーニュートラルの観点から女性のスカートを廃止し、スラックススタイルに統一。男女兼用のジャケットやネクタイ、スカーフを自由に選択できるようにし、さまざまなシーンに対応できるデザインにした。
また、東京2020大会のコアグラフィックスである紅色をジャケットの裏地やネクタイに使用している。トウモロコシ由来の素材を用いることで、持続可能性にも配慮している。
カジュアルウェアはポロシャツ、ジャケット、パンツ、ハットを提供する。大会スタッフのユニフォームと同じデザインだが、色違いにすることで親和性を重視した。天候や気温に合わせて調節できるよう、ジャケットやパンツは着脱しやすい作りになっている。植物由来の素材を使用し、環境に優しい衣服とした。
フォーマルウェアはAOKI、カジュアルウェアはアシックスが制作する。
東京五輪の技術役員ユニフォーム発表 2種類を用意、フォーマルウェアはスカートを廃止
引用元:オリコン