批判の声も…エリザベス女王の孫とダイアナ元妃の姪、中国のミルクブランドのCM出演で物議

引用元:ELLEgirl
批判の声も…エリザベス女王の孫とダイアナ元妃の姪、中国のミルクブランドのCM出演で物議

ハリー王子とメーガン妃の離脱宣言で大騒ぎの英国王室。今度はエリザベス女王の孫とダイアナ元妃の姪が中国の乳製品メーカーの宣伝に相次いで出演し、物議を醸している。

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まずはアン王女の息子でエリザベス女王の孫にあたるピーター・フィリップス。ウィリアム王子やハリー王子の父方の従兄弟でもある。そのピーターが中国の国有乳製品メーカー「ブライト・デイリーズ(光明乳業)」のCMに出演したことが明らかになった。ピーターは王位継承順位15位ではあるが貴族の称号は持っていない。ロイヤルファミリーとして公的な行事に参加することもほとんどないのに、CMには「イギリスのロイヤルファミリーのメンバー、ピーター・フィリップス」という肩書で登場している。そのため王室関係者の間から「ロイヤル」という言葉を使うべきではないと批判の声が上がっている。

また他にも問題点が。CMでピーターが宣伝しているのは「ジャージー種の牛乳」。ジャージー種の牛はイギリス海峡にあるジャージー島が原産で、英国王室はこの種の繁殖を手掛ける英国王立ジャージー島農会の設立にも関わっている。だからCMもイギリス色を全面に出している。あるカントリーハウスを舞台にエリザベス女王が公務のときに乗る馬車のレプリカが登場。続いて草原で草を食むジャージー種の牛の映像とともに「英国王室の領地、ジャージー島」とテロップが出る。その映像が本当にジャージー島なのかどうかはさておき、ジャージー島は自治権もある「英国王室属領」。王室の領地ではないと指摘されている。

さらにピーターはCMで「ウィンザーにはたくさんの牛が飼われていて、私たちはそのミルクで育った」と語っているが、これには元英国王室専属シェフ、ダレン・マグレディからツッコミが。「ピーターはクリスマスとイースターの週末のことを言っているんだろうね」とツイート、彼がウィンザー城で過ごすのは年に数日であり、ウィンザー城の牛の牛乳で「育った」わけではないと仄かしている。

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