徳澤青弦x林正樹、初のデュオAL『Drift』からスクエアプッシャーのカヴァーを公開

引用元:Billboard JAPAN
徳澤青弦x林正樹、初のデュオAL『Drift』からスクエアプッシャーのカヴァーを公開

 越境する感性と豊かな音の色彩で数々の録音で引っ張りだこのチェリスト徳澤青弦とピアニスト林正樹による初のデュオ・アルバム『Drift』が2020年3月4日にリリースされる。

 その名の通り、『Drift』はリスナーをサウンドの海へと誘うアルバムで、徳澤青弦と林正樹が、9年の月日をかけてじっくりと練り上げたその作品となっている。スタイルとスタイルの間を漂流し、あらゆるトレンドとは別の場所で、彼らの音がドラマと夢の柔らかな衝突にあることを証明している。

 ダイナミックな相互作用と洗練を見せる導入~ハーモニクスから嵐のようなチェロとピアノへと半回転するオープニング・トラック「Elect」、律動するストラヴィンスキー風の 「Einstein Effect」 から二人のパートナーシップは始まる。響きの余白とアルペジオを使って幽玄なサウンドスケープを描く「In The Early Morning」、春の田園風景の中で、その名の通り虫たちの目覚めを表現するかのような「Keichitsu」、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやスクエアプッシャーのカバーを含めた全12曲には、深い躍動と静謐さが同居するシネマティックな音像美が貫かれている。

 まるでフレームを超えた空間の広がりを音が想起させるように、二人の個性、即興とテーマとが継ぎ目なくエスカレーションし、古典的なデュオの新しい調和の形をアップデートする。柔らかくリズミカルに波打つピアノ、低音とリードを等しく果たす端正なチェロが時に重なり、散らばり、まろやかな残響がメタフォリカルに映像世界を喚起する、エレガントなデビュー作となっている。

 そんな『Drift』からスクエアプッシャーのカバー「Iambic 9 Poetry」が公開。また、3月上旬には今作をひっさげたツアーも予定されている。

◎リリース情報
アルバム『Drift』
2020/3/4 RELEASE
<トラックリスト>
1.Elect
2.Einstein Effect
3.Iambic 9 Poetry
4.In the Early Morning
5.The South Downs
6.Quarter
7.Drift
8.Soramame
9.Keichitsu
10.Utsuroi
11.Venus in Furs

◎公演情報
【Seigen Tokuzawa & Masaki Hayashi Tour “Drift” 2020】
2020年3月2日(月)広島・CLUB QUATTRO
2020年3月3日(火)岡山・蔭凉寺
2020年3月5日(木)名古屋・Enne_nittouren
2020年3月6日(金)金沢・白鷺美術