翻訳のために生き埋め?豪華絢爛な地下室捉えた「9人の翻訳家」新映像

引用元:映画ナタリー
翻訳のために生き埋め?豪華絢爛な地下室捉えた「9人の翻訳家」新映像

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」より本編映像の一部がYouTubeで解禁された。

【動画】「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」本編映像(豪華絢爛な地下室へようこそ)(メディアギャラリー他20件)

本作は、ダン・ブラウンの小説「インフェルノ」出版時に、海賊行為と違法流出を恐れた出版社が各国の翻訳家を地下室に隔離して翻訳させたというエピソードをもとにするミステリー。全世界が待ちわびるミステリー小説「デダリュス」の流出の危機と、容疑をかけられた各国の翻訳家9人の姿が描かれる。翻訳家を監禁することになる出版社社長のアングストロームをランベール・ウィルソンが演じた。

このたび解禁された映像は豪華絢爛な地下室の内部を捉えたもの。通信機器をすべて没収された9人の翻訳家はアングストロームの助手・ローズマリーに連れられて、地下室の奥に進む。そこにはプールや、ボウリングレーンが。最後には「楽しい世界の終末を」と話すローズマリーに対し「翻訳のために生き埋め? まさに世界の終末だ」とギリシャ語の翻訳家・コンスタンティノスがぼやく姿が切り取られた。

この地下室は観客がスクリーンを通して登場人物と一体化し、出来事を体験した気分になるようにすべてオリジナルで作られたという。監督を務めたレジス・ロワンサルは「別のものを模倣しないように注文を付けました。新たなやり方に挑戦してほしかったんです」とセットへのこだわりを明かす。

またウィルソンは「とても楽しい体験でした。この作品のようにいろんな国から集まった13人の人間がずっと1つの空間で一緒に演技をすることはないんです。みんな作品へのアプローチが違う。それぞれの文化が垣間見えるいい空間でした」と撮影当時を振り返る。さらに「翻訳者を演じた9人は、セットまで本当に目隠しをして連れて来られたそうです。監督こそがアングストロームなんですよ」と茶目っ気たっぷりに裏話を披露した。

オルガ・キュリレンコ、アレックス・ローサーらがキャストに名を連ねた「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」は1月24日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイント、新宿ピカデリーほか全国で順次ロードショー。

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