【全米興行収益】『ドクター・ドリトル』は失速し、『バッドボーイズ フォー・ライフ』は生き返る

引用元:IGN JAPAN
【全米興行収益】『ドクター・ドリトル』は失速し、『バッドボーイズ フォー・ライフ』は生き返る

ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが主演し、アディル・エル・アルビとビラル・ファラーが監督を務めた『バッドボーイズ フォー・ライフ』はシリーズ第3弾となり、製作が長期にわたり遅れていたが、確実に生きていることを証明した。最初の4日間で6840万ドルを叩き出し(金曜から日曜にかけてのオープニング週末収益で5900万ドル)、予想されていた数字のほぼ2倍になると報じられている。
Deadlineによると、同作は2014年の『アメリカン・スナイパー』に次いで、キング牧師記念日ウィークエンドのオープニングとして史上2番目の記録を打ち立てたとのこと。
『バッドボーイズ フォー・ライフ』は米レビューサイトRotten Tomatoesでも評価が“フレッシュ”で、批評家のレビューもポジティブで上々だ。IGNのレビュー(英語)でも、「おそらく観客が好きになるトンでもない続編」だと評されている。

一方で、ユニバーサルはホリデー中に墓穴を掘った『キャッツ』の失敗から抜け出すことができず、『ドクター・ドリトル』は4日間の週末における収益は3060万ドルで2位に甘んじた。
デビューとしては悪くない数字だが、1億6500~1億7500万ドルの製作予算でロバ―ト・ダウニー・Jrが主演した作品としては、スタジオが期待していた結果ではないだろう。業界の専門家は、最終的に同作の興行成績に問題はないだろうと見ているが、ユニバーサルが望むようなフランチャイズを始めるには十分だろうか?
『バッドボーイズ』とは違い、『ドクター・ドリトル』はかなり批評家から叩かれており、IGNのレビューでは「悲惨な混乱」だと称され3点しか獲得できていない。
『1917 命をかけた伝令』は高い評価の恩恵を受けて賞も受賞したことから、『ドクター・ドリトル』の背後に付き、その後に『ジュマンジ/ネクスト・レベル』が続き、5位には『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』がランクインしている。
『黒い司法 0%からの奇跡』が2週目も勢いを見せ、ほとんど収益が下降せずに600万ドルの数字を打ち出して6位につけている。
Box Office Mojoによると、週末3日の北米興行収益トップ10は以下の通り。
1位:『バッドボーイズ フォー・ライフ』5915万5000ドル
2位:『ドクター・ドリトル』2253万ドル
3位:『1917 命をかけた伝令』2214万ドル
4位:『ジュマンジ/ネクスト・レベル』956万5000ドル
5位:『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』:837万4000ドル
6位:『黒い司法 0%からの奇跡』:600万ドル
7位:『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』:591万ドル
8位:『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』:430万ドル
9位:『Like a Boss(原題)』:384万ドル
10位:『アナと雪の女王2』: 371万7000ドル Matt Fowler